結論からいえば無理。
モバイル業界みつどもえ、まだまだ終わらないみたいです。
サーフェスはなぜモバイル業界に入りたがる?
AppleのiOS、GoogleのAndroid。いまはこの2つが双頭をなすスマホ業界ですが、かつて様々な企業が「第3のOS」に挑戦しては散っていきました。サムスンのタイゼンOS、ファイアフォックスのFirefox OS、そしてマイクロソフトのWindowsモバイル。今や見る影もありません。哀れですね。
それでもチャレンジを忘れない姿勢は素敵です。国産メーカーはなんの挑戦をすることもなくガラケーを捨ててAndroidに移行し、そこで血みどろのシェア争いをしている状況ですから。
なんなら中国のファーウェイは、Googleに排除されたことを機に完全自作のOSを搭載しようとしています。旦那にふられたバツイチ若妻が自分の子どもを大企業の重役に育てようとしているようで個人的には大変微笑ましい。
そんな折、マイクロソフトの発表会で、誰も想像していなかったデバイスが発表されました。
その名も、
このデュオだッ!ーーーーッ!
サーフェス・デュオ。一言で紹介するならば、Android搭載の二画面スマホ、となります。
二画面…ウッ…頭が…(´;ω;`)
Android搭載の二画面スマホ…って、
あれとか…
これとか…
こいつとか…
なんかロクでもない奴らが揃っている感じがしますが、さあマイクロソフトは大丈夫なのでしょうか。Appleに勝てるのでしょうか。
結論から言えば、「普通に売れば」無理でしょう。
なぜ折りたたみ式スマホは普及しない?
これまで歴代折りたたみスマホの失敗例はいくつもあります。
ひとつが価格面。
折りたたみスマホは、その特性から高価になりやすい構造をしています。画面のパーツで価格2倍、バッテリーも倍近く搭載するため2倍、折りたたみ部分を支える「ヒンジ」にさらにお金がかかり…といった具合。
もうひとつが折りたたみ特有の使いにくさ。
実際にドコモの「M」を使ってみると、画面と画面の間にあるつなぎ目がけっこう目障りだったりします。
開ける閉じるという一手間は電源ボタンを押す手間と大差ないとしても、「1画面で充分なのになんでわざわざ2画面?」をうまく訴求できないと、大きなインパクトがある商品だとしても売り上げには繋がりにくい。
そして最後に、これまで死屍累々の二画面スマホたちが、失敗の可能性を物語ります。NECとファーウェイとサムスンの亡霊が「やあ、サーフェスデュオ」「こっちにおいでよ、ぼうや。」「風船、欲しいだろう?」と排水溝の向こう側から呼びかけている気がします。気がするだけなんだけど。
(またこういう一部の人しかわからないネタを言う…)
マイクロソフトはAppleを倒せるのか!?→むり!
こうした理由からiPhoneの脅威になることはまず考えられません。
というかそもそも、今回のマイクロソフト「サーフェスデュオ」には、iPhoneとやり合おうという意気込みは全く見えないのです。別のところを目指しているような。
幾度となくモバイル業界に飛び込んでは失敗してきたマイクロソフトです。きっと何かの狙いがあってのことだと思います。
実際、教育分野とか営業支援とかの法人需要に飛びつくことができれば、伸びる可能性はあるかと。2020年末の発売を予定しているサーフェスデュオ、続報を楽しみに待ってみるとしますか。
そんなに出し惜しみするような画期的なものか?
言ってみれば、一台でMSアプリが使用できること、居ながらにしてネットができること、電話ができることです。大きな特徴はLTEとPCが一体になったことで性能はそんなに評価できるとは思わない。
出し惜しみしていること自体よくわからないです。
[…] […]