メルカリ とは、株式会社メルカリの運営するフリマアプリです。断捨離を始めたい人にとって、インストール必須アプリとも言えます。
自分は6年ほど売る専門でメルカリを使って来ました。経験を振り返りつつ、メルカリの特徴やメリットを、いまさらながら改めて考えてみようと思います。
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メルカリの特徴
メルカリの特徴は、なんといっても「自分でいらないものを売れる」「誰かのいらないものを買える」という点にあります。「断捨離を始めるのにぴったりなサービス」と言えるでしょう。
リサイクルショップも有用ですが、メルカリでは個人間で物を売買するので、中間にかかる諸経費がかからない分、売れた時の価格がリサイクルショップよりも高くなります。店から買取価格はいくらです、と一方的に言われないのもメリットかも知れません。代わりに値下げコメントが鬱陶しいですが…
2016年からメルカリを使って、これまで30万円くらいお小遣いを稼いできましたが、肌感覚では以下のような商品の売れやすさ分布です。
服を出品することが多いのですが、ライバルも多いのかあまり売れません。あとおもちゃや日常雑貨も売れにくい上に送料がかさみやすく、捨てるよりマシというレベル。
逆にマリオなどのゲームソフトは基本的にその日のうちに売れます。スマホも価格交渉が超やかましいジャンルですが、まともな購入者に巡り合えば儲かりやすいと感じます。
「メルカリ」のメリット
ここからはメルカリのメリットについて考えていきます。リサイクルショップと異なり、売買の仲介人がいないことが多くのメリットを生み出しています。
なんでも売りに出せる
現金やサービス、衛生用品や医薬品の一部は取引が禁止されているため、出品できませんが、基本的に個人のいらないものであれば服でも雑貨でも本でも車でもなんでも売れます。また、なんでも買えます。
手数料と送料だけの出費ですむ
通常のリサイクルショップと違って間に人手がいらないため、手数料10%と、場合によっては送料のみで取引ができます。1万円のものを売って送料が1000円であれば、8000円のもうけ。リサイクルショップでは定価の半額でも高額買取と言われるので、売る側のメリットはかなり大きいと言えます。
売った金額でそのまま買える
また、取引完了後は「メルペイ」に残高が入金されます。これはそのままQRコード決済や、Apple PayのiDに連携して、コンビニやカフェなどで支払いができますし
200円を支払って銀行口座に出金することもできます。
メルカリは匿名発送が可能
「メルカリ便」という発送方法を用いることで、自身の個人情報をほとんど出さずに、取引を行うことができます。ストーカー対策には適していると思いますが、やましい出品者の隠れ蓑的な役割を担っている感じもします。
何より、売れるのが嬉しい!
自分で付けた値段でものが売れて、取引相手から「ほしかったんです!」「子どもが喜んで使ってます」とメッセージをもらえると、なんだかすごく人の役に立ったような気分です。爽快感があり、楽しめるとやみつきになります!めったに無い経験ですがプラレールとかだと割とほっこりしたメッセージをもらえます。
メルカリのデメリット
もちろん、メルカリは完璧な存在では有りません。断捨離においてトラブルの種となる事柄がいくつかあるため、リサイクルショップなどと組み合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
他の フリマアプリより手数料が高い
リサイクルショップに比べれば高く売れるメルカリですが、手数料10%は高額の部類。楽天の「ラクマ」が6.6%、ヤフーの「ペイペイフリマ」が5%のため、例えば1万円のものを売った際はペイペイフリマと比べると500円ほど儲けが減る計算になります。
ただしメルカリのユーザー数が圧倒的なため、売れやすさを犠牲にしてまでペイペイフリマに出品する必要は薄いです。
ずっと売れ残ってしんどい
メルカリ公式では「出品物の半分が24時間で売れる」「毎分466個売れる」としていますが、肌感覚では「すぐ売れる」品は個人宅の不用品のうち1割程度。ほかは何ヶ月も残ります。
2018年からずっと和田竜の「小太郎の左腕」を300円で出し続けているのですが、一向に買い手が付きません…歴史小説を読むような御仁はメルカリにおいでにならないのでしょうか…
ちなみに、続き物の小説や漫画は「全巻まとめ売り」すると売れる確立がグッと上がります!「ダンジョン飯」は9巻くらいまとめ売りして、まあまあすぐ売れました。
出品が手間
写真をとって、説明を書いて、値段や発送方法を決めるのは面倒。服とかまじでみんな、何で出来るのかわからないくらい手間です。
アイロンかけて背景のきれいな所で10枚近く写真撮って、ブランド名書いて商品状態書いて相場調べて、それでユニクロや無印が売れたところで数百円の儲けなんだから。
それに売れた後も送るのが大変です。まず梱包材がない。梱包材を買うと儲けが吹き飛ぶし、適当に梱包すると取引後に「低評価」をつけられてしまい、低評価が増えると、売れにくくなります。
しかも服は、シミとかシワとかでなにかと文句を付けてくる購入者が多い感覚です。
値下げやり取りなどストレスも
メルカリの1番のストレスがこの価格交渉ではないでしょうか。メルカリのプロは、みなさん「値下げには一切応じません」という毅然とした姿勢をプロフィールで示していらっしゃいます。独自ルールをこれでもかと付けて、本当に売る気が有るのか?買って良いのか?と言う人も結構見かけます。複雑な気分になりますが、きっと涙ぐましい過去があったんだろうと同情しつつ、自分はブロックします。そういう人に買われてもろくなことがないので…
少し脱線しますが、かつてメルカリには、値下げ交渉をするための「オファー」機能がありましたが、あまりにも執拗な値下げ交渉、さらに値下げしても買わないなどのトラブルが多すぎたために、機能そのものが廃止となった過去があります。
メルカリの最低価格は300円なのですが「100円にしてください」というコメントを10回くらい頂いています。
メルカリは完璧ではないが断捨離の入り口に有力
断捨離にメルカリは有効かと聞かれると、人によるとしか言えません。
ここまで結構文句も書いてきましたが、じゃあ何でメルカリ使ってるの?と言われたら、売れるものは売れるから、という答えになります。
ここからは、自分が6年の経験で身につけた、副業とかせどりとか関係ない、ただ断捨離したい人向けのメルカリの使い方を紹介します。
メルカリの出品に優先順位をつける
メルカリで断捨離をする場合、出品する品物の優先順位をつけましょう。
これは先述の通り、売れるものはすぐ売れますが、売れないとずっと売れないという性質があるためです。目安として「2週間売れなければ、リサイクルショップを検討すべき」です。
ダンボールサービス付きの宅配買取を申し込むと1週間程度でダンボールが送られてくるため、集荷まで粘った上で売れなければ、メルカリでの出品をやめてリサイクルショップを活用してみましょう。
メルカリはたしかに「利益率」は良いですが…売れなければ意味無し!断捨離が目的なら買取をお願いしてみましょう!
売れそうな高いものからメルカリへ
基準として、出品アイテム数が10を超えると「メルカリ」だけではしんどくなります。出品や発送、交渉などの手間があるためです。
さきほどの図を参考に、優先順位をつけるのが良いと思います。
メルカリは断捨離の入り口として、やる気が続くうちはドンドン出品をしてみましょう。その際のコツは、「売れるものから出品していく」ということです。
出品して1週間売れなければ値下げ、を繰り返し、売れ残りを買取に出します。「メルカリフィルター」を通して、売れる売れないそれぞれの商品を選別するイメージですね。
他人のテキストや公式画像のコピーは良くも悪くもない
また、一時期試していたのは公式画像を入れてみること。例えばコーチの財布とかになってくると基本的にコーチの公式サイトに画像が上がっていたり、楽天市場で同一商品の中古が出ていたりするわけです。
それを拾って1枚めに設定しておけば、みんな見てくれるのかなあと思ったのですが、なんか怪しい商品認定されるのか、売れ行きは普通に投稿するのと変わらないorちょっと悪い程度でした。
一方で、過去に同一商品を出品しているユーザーのテキストコピペは、メルカリのシステム的に悪いのかな?と思っていたのですが、自分はまったく悪影響がありませんでした。先駆者がいればドンドンコピペするほうが、手間削減にもなり、取引の相場リサーチにもぶなるので、個人的に実践している部分です。
結論…断捨離できる上に儲かる!ただし時間とストレスとの引き換え。
自分が売る専門のメルカリユーザーで6年やってこれたのは「雑な性格」であることも1つの要因だと思います。
丁寧な人であれば値下げ交渉で精神を病むだろうし、買う側だと汚れとかシワとか洗剤・芳香剤の匂いとか気になるだろうし…
メルカリは儲けるためのツールの1つですが、儲け先行だと嫌気がすぐさすので、断捨離できてお金もちょっともらえてラッキー程度のものと認識して、時間のあるときに売れそうなもの+稼げそうなものから地道に進めていくのがオススメです。
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