断捨離 って、なんだろう。捨てることなのか?売ることなのか?
こんにちは。幼少期に大好きだったマカロンが、最近甘すぎて食べられない悲しみ噛みしめるデジタビ管理人です。
今回の記事では「断捨離」について解説します。
「断捨離でお金が貯まる!?」「服を手放す7つのコツ」なんてメディアで騒がれている内容は、どれも本質的では有りません。
断捨離によって、生き方が変わるんです!この記事では、そんなことをお伝えしていければと思います。
自分も「モノをすてて後悔したこと」何度もあります。
腕時計…なんで売っちゃったんだろう…
ディスプレイ…取っておけばよかった…
ウォークマン…メルカリ出すんじゃなかったなあ…
「ときめかないものを何でも手放す」と捉えるとこんなことになります。
断捨離とは?
「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想である。(ウィキペディアより引用)
さすがウィキペディアというか、もうここに全て凝縮されていると言っても過言ではありません。
いらないのに溜め込んでしまっているものを、パーッと片付けてしまう。そうすると一気に部屋の中が変わって、爽快!これが理想の断捨離です。
最近ではモノを捨てるだけではなく、売ってしまうことがかなり簡単になりました。
そうしたリユースという意味でも「定期的な断捨離」は、自分の部屋だけでなく、誰かの経済を活発化させ、モノを必要な人に行き渡らせる、大変有意義な活動と言えます。
なぜ、生き方が変わる?
では、なぜ断捨離が「ウェルビーイング(=よく生きること)」につながるのでしょうか。いくつか考えられる理由を見ていきます。
部屋が広くなる
皆さんは、家を借りる際に家賃・立地・築年数・設備がまったく一緒の広い家と狭い家があれば、どちらを選びますか?
やはり広い家のほうが良いと思います。50㎡の家と70㎡の家だったら70㎡のほうがおける家具も住める家族も泊められる友人も増えます。
断捨離を行うことで、この部屋の実質的な広さを拡大することができます。
例えば見ていないテレビとTV台を減らせば机1つ分のスペースができますし、ソファを減らせば椅子1つ分のスペースができます。
タンスの中身を減らして、これまで外に置いていたぬいぐるみやクッションや雑誌類などを片付ければ、その分部屋は広く見えます。
断捨離前後の部屋を見比べてみると、その差は非常に大きいと感じます!
選択肢が減り悩みが減る
「今日はどの服を着よう?」「どの靴を履こう?「どの皿に盛り付けよう?」「どの本を読もう?」
こうした「Which」がいっぱいの生活は、実際効率が悪いです。
この悩んでいる時間を読書に使えれば、あるいはメイクに使えれば、ちょっと早めに職場に向かえば…できることは広がります。
もちろん、いっぱいのものに囲まれて選択肢が多い生活も否定はしません!
この記事ではあくまで「悩みを減らしたい」方向けの「断捨離」記事ですから。
どうしようかと悩む時間をなくすことで、もっと大切なことに時間を使うことが出来ます。
また余計なことに頭を使わなくても良くなり、悩みの総量が減ることも大きなメリットです。
本当に要るものを買える
金銭的にも、部屋のスペースなど物理面でも、不用品がいっぱいある場合は本当にいるものが買えません。
有名な話なので、既にご存知でしたら申し訳ないのですが、こんな逸話があります
「この壺は満杯か?」の話
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」
教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利を取り出した。
砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」
一人の生徒が「たぶん違うだろう」と答えた。
教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の下から砂の入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺は満杯か?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ
彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しいときでも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込むことは可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこではないんだよ。この例が私たちに示してくれる真実は、大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないということなんだ」
君たちの人生にとって「大きな岩」とは何だろう、と教授は話しはじめる。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり……。
ここでいう「大きな岩」とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失うことになる。
もし君たちが小さな砂利や砂、水など、自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、君たちの人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体を失うだろう。
断捨離では、この「小さな砂や水」を取り除き、大きな「岩」を入れることを目指すべきです。
断捨離のコツ:なんでも捨てない
さて、ここからは、断捨離のコツについて書いていきます。
特に強調したいのは、「これまでメディアが伝えてこなかった、断捨離の本質に基づいたコツ」を伝えていくということ。
実体験のない浅い経験だったり、自己のビジネスを優先して誘導的な内容を書く専門家とは、ちょっと違う視点からお届けしていきます。
1にも2にも整頓から
部屋の断捨離は「片付け」から始まります。まずはあったものをもとの場所に戻しましょう。
これをやらないと、いらないものといるものを一緒に処分してしまったり、要るものと要らないものの判別が付ききくくなるデメリットが生じます。
部屋を片付けるだけでスッキリしたから断捨離はやーめた!でも良いんです。スッキリできたならそれでいいじゃない。
整頓しなおせば置いておけるのでは?
片付けと並行して、整頓も意識してみてください。例えばこれは我が家の棚。
もともと乱雑に置物を並べていて、見栄えが良くなかったし処分しようか?と考えていました。
例えばプライズ類(ゲーセンの商品)はけっこうメルカリで売れるのさ〜
ダメー!全部大事な思い出だから!!
しかし捨てられない!ということで、無印の引き戸つきアクリルスタンドを購入。
なんとここに小物のフィギュアが入るではないか!
距離を置いてみる
我が家の断捨離実例で課題となったのが、スーツケースやプライズのぬいぐるみ。
個人的には埃っぽくなるし部屋が狭くなるからなんとかしたかったんです(´;ω;`)
そこで、我が家のデッドスペースを活用することにしました。
そのデッドスペースとは、ベランダです。ほとんどの家で洗濯物と植物くらいしか置かれないと思うのですが、我が家は物置としても活用しています。
外に追い出したのは、いくつかのスーツケース、長さ1メートルのぬいぐるみ(!)、使っていない机と、靴です。
またスーツケースの中には、非常食や季節モノ、メルカリに出品して売れるのを待っているアイテム類を収納することで、より室内を広く保つことができます。
トランクサービスも有益
また「サマリーポケット」などの月額制トランクも、短期間の利用であれば有益と感じます。ありがたいのは預けた品物を1品1品撮影して、壊れ物はプチプチに包んで、寺田倉庫で保管してくれることです。きれいに写真で一覧化されるのはなかなかない経験で、眺めていて楽しいものです。
また金銭面の負担は少なめです。特に初期キャンペーン割引が大きく、最初の4ヶ月位は殆ど財布に負担なく使えました。
ただし、半年くらいすると1箱1100円の月額がしんどく感じる様になり、解約。
サマリーポケットでは「ヤフオク!」に出品するオプションがあり、1501円以上で売れれば振り込み、売れなければそのまま処分されるので、断捨離にぴったりです。
名付けて、リモート断捨離!イマドキっぽいでしょ!ねえ!
…そーね
極技「実家に送る」
サマリーポケットのうち、ヤフオク!で処分したくないものについては、自宅に返送してもらう方法もありますが、実家を送り先に指定するのも1つの手です。
月額制のトランクサービスは、ビジネスなので仕方ないことですが、預け入れるときにとってもオトクで、出すときにコレでもかと足元を見てきます。
せっかく高い出庫費用を払うんだから、誠意を見せてもらいましょう。うんと遠くの実家に送りつけました。幸い子供部屋は空いているので、無料のトランクルームに早変わり。
夏は高温多湿&虫付きだけどな!
大事なものは素直にお金を払って預けましょう
家で不用品が溢れ、捨てるのがイヤなら「預ける」という選択肢を検討しましょう。預けているうちに忘れます。忘れた頃には気分良く捨てられるようになっているはずです。
デジタルも断捨離する
また、室内だけの断捨離ではあまり意味がありません。なぜならスマホが生活の中心である現代において、スマホなどのデジタル機器が家の中以上に重要だからです。
例えば、スマホが映画館になり、音楽スタジオになり、カメラになり、交流会館になり、商店街になり、バザー会場になり、図書館になり、オフィスになりますよね。家の中よりよっぽど機能が多いんです。
そこで、使っていないアプリ、使うけど時間を浪費するアプリは、バッテリー持ちと有意義な生活のために思い切って消しましょう。案外InstagramやYou Tubeなんてなくても生きていけます。
SNS三昧だった私。ある日1年発起して、LINE以外のSNSを全部消しました!
偉い!結果は?
You Tubeを見る時間が倍に…
だめじゃん。
だからYou Tubeも消した!ニュースやキンドルに自然に手が伸びるようになりました。
自己成長につながるデジタル断捨離の成功事例!(´-`).。oO(どうせ長続きしねーよ)
また、ムダな月額サービスも年1でよいので解約を検討しましょう。実際、思った以上に持っていかれていますよ。気づかないだけで。
自分の入っているサブスク
・Amazonプライム(アマゾンゴールドカードの年会費で代用)
・ブルーミー(お花の定期便)
・CLAS(椅子を借りている)
・マネーフォワードプレミアム
・You Tubeプレミアム
これとiPhone12の分割払い、保険、ネットにスマホ…
けっこう持っていかれてるのが分かります。
(この後、不要と判断したブルーミーとCLASをやめました!保険も見直し、いくつか解約しました!)
断捨離のNG行為4選
さて、ここからは「こんな断捨離は嫌だ」に移ります。
私のようになるな!という注意喚起を、将来の自分への自戒も込めて、書いていきます
・モノを売ってお金を得ることが第一優先になる
メルカリにハマり始めると、「自分の値付けした商品が売れて、入金される」という現象にテンションがあがり、要るものまで売ってしまうようになります
(このことはメルカリ公式が「メルカリハイ」と名付けて注意喚起を行っています)
断捨離の本質はウェルビーイングです!自分の人生を豊かにしてくれるものを売って後悔するのは自分だけで十分。
例えば大切な時計を売って2万円入金されても、お金はどこかに行くし、時計は返ってきません(購入者をフォローして買い戻しを狙うという手もありますが)
ゴミルールを無視した断捨離をする
また、断捨離において環境への害は最低限にしたいものです。たとえばゴミ出し、特に粗大ゴミ。
粗大ごみは、例えば東京都の場合、事前予約の上、コンビニ等で買える粗大ごみ回収用のシール(印紙)を粗大ごみに貼り付け、予約日の前日に決められた場所に置いておくのが鉄則です。
それ以外の捨て方は「不法投棄」で、周囲に迷惑がかかります。
サステナビリティを重視するのであれば、大きなゴミは「メルカリorジモティーに出す▶リサイクルショップに引き取り依頼or粗大ごみとして適正に処理」というプロセスを踏むのが良いでしょう。お財布にも優しくなります。
メルカリで大物を取引するときは「梱包発送たのメル便」がオススメ!
他人の所有物を勝手に売る
他人のものを承諾なく売るのも、もちろんNGです!
場合によっては窃盗や横領など罪に問われます。家族や同棲、シェアハウスなど、複数人で暮らす場合の断捨離は1人に任せきりにせず、みんなで行うようにしましょう。
もし難しい場合は、処分前に一声かけましょう。メルカリってゲームソフトとかは即座に売れていくことがあるので、声掛けを行う場合は出品前がマストです。
(そもそもメルカリは規約で、代理出品を禁じています。代行業者を黙認するなどグレーゾーン化していますが笑)
これを逆手にとって、周りを上手く巻き込んでみんなで断捨離できれば、家庭や友人間のコミュニケーションを図れて、部屋も効率的に片付き、一石二鳥です。
売った以上に買ってしまう
「メルカリで売ったお金を資本に…」よくある話だと思います。
例えば「ラクマ」では、売上金の7割がキャッシュレス決済として使われていると言われています。ラクマだと「楽天ペイ」になるんですかね。
で、このキャッシュレス、ポイントも溜まったり売上金を使えたりと色々有り難い一方、
金を使っている実感が沸かないのが恐ろしいところです。いつのまにか、すっからか〜んになっています。
おかしい、「金は命より重い・・・!」って「カイジ」の利根川さんも言っていたというのに…
この、売った以上に買ってしまう現象、名付けて「自分へのご褒美」現象はなるべく避けたい所。オススメは、メルカリと貯蓄用の口座を紐付けて、「5000円貯まったら出す!」など決めて、なるべく早いうちに現金化をすることです。
断捨離まとめ
メルカリなどをさんざん使って、ようやく要るものといらないものをどう扱うのが幸せか、だんだんと分かってきました。
いらないものはドンドンと手放すべきです。とはいえ、要るものまで手放してしまうことも少なくないので、闇雲に投げ売りするのではなく、ちょっと距離を置いて困らないかを確かめる等々、一工夫が必要というのが結論です。
お役に立ちそうでしょうか?
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