そう、実は、日本最大の無人駅は、名古屋鉄道にあるんです。
こんにちは。デジタビです。
先日、名鉄名古屋駅を思いっきりネタにした記事を上げましたが、このブログにしてはまあまあ多くの人に見ていただけました。もちろん相対的に見たらしょぼいPVですが、みなさんが名鉄に愛を持って接していることがわかってよかったです(?)
というわけで名鉄ネタ、アゲインです。
無人駅ってなんやねん
無人駅を一言で言えば、駅員のいない駅です。
無人駅。それは田舎の象徴。
無人駅。それは平和の象徴。
無人駅。それは本来、簡素で小規模なもの、なのですが…
だれがこんなターミナルを無人駅にしろといった。
豊明のスケール感。
豊明駅は、その自治体の名にもなる豊明市の名を冠する駅です。
名古屋市のすぐ外れということもあり、ベッドタウンとして栄えています。名古屋にいらっしゃる方なら、豊明の友達や知り合いが1人、2人は居る、それくらいには豊明は大きな街なんです。
それなのになぜ、豊明駅は無人なのか。
豊明の街が車社会だというのもあるのですが、それよりもとなりにある「前後駅」のほうが豊明の街の中心部にあるためである、と言われています。
こんなに広大なのに無人でよい理由
豊明駅は、無人駅のくせに島式3面6線の大きな駅です。
3面6線の駅で有名なところで行くと金山総合駅、JR岐阜駅などが挙げられます。
それでも無人駅で営業できているのは、名鉄が他社に先駆けて導入した「駅集中管理システム」のおかげ。無人駅ですがインターホンを使って近隣の有人駅にいる駅員さんとコミュニケーションがとれるようになっています。
これのおかげで利用客は普段は券売機で切符を買い、あるいは「マナカ」にチャージをして、自動改札を通って電車に乗りますし、なにかトラブルがあってもインターホンを押して駅員を呼び出せば、なんとかしてくれます。
なので駅員がいなくても、大きな駅がちゃんと営業できるのです。
豊明への行き方
そんな豊明には、名鉄の普通列車、あるいは準急列車で向かいます。普通列車は豊明を終点とすることが多いです。
無人駅のくせに。
また犬山・岩倉・佐屋と言った方面への列車の始発駅にもなります。
無人駅のくせに。
余談ですが、愛知県沿岸部というのは「豊か」という字が散見される土地で、知多半島に豊浜、武豊、三河に入り豊明、豊田、豊川、豊橋。愛知の最果てには豊根村なんて場所もあります。地名を見るだけで、この周辺の土地の肥沃さが伝わってくるようです。
そのくせ名古屋鉄道という会社は豊かではないので、豊明という巨大な駅も無人駅にし、遠隔で管理しておるのです。
豊明を降りると、なんにもない駅前ロータリーが広がり、遠くには高速道路が見えます。一応終着駅にもなるためか、駅前の喫茶店の名前が「たぁみなる」で、すこし寂れているのがなんとも趣深い、そんな土地です。
「日本最大の無人駅に降りてきた!」といえば、ちょっとした自慢話にも…ならないか。
とはいえ、日本最大の無人駅。日本最大の有人駅である新宿駅と対極をなす存在とも言えます。それが愛知の意外と開けた場所にあるなんて、おもしろいじゃありませんか。
ジェイティビィパブリッシング
売り上げランキング: 837,946