なぜ「新卒就活エージェント」を利用してはいけないのか

なぜ「新卒就活エージェント」を利用してはいけないのか

それは大人が汚いからだよ!

さて就活シーズン真っ盛りです。
自分がオフィスにしているコワーキングスペースにも、就活相談に乗るエージェントの姿が見えます。

ええ、現在進行系で。いま、目の前で。

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いろいろと学生がかわいそうなことになっているので、面談が終わる前にこの記事を書いてしまおうと思います。

えっ、そんなコソコソしてないで直接割り込んだほうが良くね、って?

まあそうなんだけど、エージェントもビジネスで頑張っているんだろうから。卑怯な私を憐れみ給え。

何が起こっているのか

まず、シチュエーションから。

中央区のシェアオフィス、カフェスペースの円卓に、就活生が一人、エージェントの大人が二人。
マイクロソフトに入りたいと話す学生と、MSなんぞ紹介できるワケなさそうなしょぼい就活エージェントの大人二人。

やりがいと待遇を「天秤にかける」のは悪徳

なにがいけないのか。それはエージェントがとにかく学生を否定する否定する。

学生「土日休みのホワイト企業が良い」
エージェント「休みで会社を選ぶの?」

学生「安定した生活がしたい」
エージェント「雇用が保証されてなきゃ嫌なんだ?」

学生「データ分析をするのが得意だし楽しい」
エージェント「瞬間的に楽しいだけでしょ?」

学生「コミュニケーションは重視しない」
エージェント「殺伐とした雰囲気の会社は嫌でしょ?」

噛み合わなすぎてだんだん聞いているこっちもイライラしてきました。じゃあ聞くなって話ですが。。。

なぜやりがいと待遇を両立したいという学生の意図をエージェントは汲まないのか。それは「そんな良い企業を紹介できっこない」からでしょう。

大企業が「安定していない」という呪文

大人側、つまりエージェントのご意見としては「大企業が安定とは限らない」という理論がまずあって、学生の大企業志向をなんとかそらしたくて必死のようでした。

一方で学生も芯は強いのか、「確かに中小もいいですね!」とは言わず、だんだん回答が曖昧になっていきます。

さて、なぜこの現象が起きるのか。

それは大企業が安定しているからです…

あれほど揉めたJALもSHARPも、今なお世の中に大きな影響力を持ち続けていますし、東芝もきっとそうなっていくんじゃないかと個人的には思っています。

そこらへんの中小企業よりは待遇も福利厚生もずっといいです。

さらに潰れたとしても、転職に有利なのは間違いないでしょう。

(おじさんになってからだと「待遇が悪くなる」と選り好みして転職に苦労することもあるようですが)

ただ、中小企業と大企業と、どちらが狭き門かといえば大企業ですし、どちらが稼げるかといえば大企業のほうが稼げます。

中小企業でバリバリ活躍する大人もいますが、あれはごく一部のセンスがいい大人が能力を発揮しているだけです。それなりの会社は一定数ありますが、大企業超えの活躍、地位、収入を得られるかについては微妙と言わざるを得ません。

そしてそんな現実があっても、零細人材紹介業には大手へのツテがないので、しきりに「大手でも潰れちゃうよ~中小のほうが安定している時代だよ~」というわけです。

あのエージェントは、ちゃんと帝国データバンクの情報を見てから言ってほしいところです。

極論言ってしまえば、本当に優良企業だったらハロワでも人は集まります。それでも各社、「もうちょっといい人いないかなあ」と欲を出すので求人をリクナビに出したり就活イベントをやったりするわけです。

なんで就活エージェントという存在があるのか

では、なぜそれでも、学生はエージェントに頼ってしまうのか。

ブラック企業ゼロ!優良求人多数!といっても、そうした優良求人に自分を紹介してもらえる保証はないわけで。

やはり「就職のプロ」っぽく振る舞う就活エージェントに、しがみつきたくなる気持ちがあるんだと思われます。

まわりの就職失敗談やネットでの情報を見て、就職エージェントに相談しに行くということもあるんでしょう。ただネットでのネガティブな就活情報サイトは、就職エージェントとマッチポンプだったりするので信用できるかといえば微妙ですが。

つまり学生の「就職失敗したくない!」ニーズに「俺らがいるから安心しろ!」と呼びかけるのが就職エージェントであって、まんまとそれに引っかかる学生も後を絶たないということでしょう。

さて例の学生も、エージェントがあらゆる意見を否定するせいで、回答が徐々にしどろもどろと言うか、曖昧な表現に変わっていきました。「価値観を剥がしたいけど剥がせない自分がいるんですよね」「仕事に雰囲気は重要だけど重視はしない」と。

エージェントも、散々学生を揺さぶっておきながら、「これは結論がでなさそうだから自問自答して。そもそも職種が絞れなさそう。白紙ベースでもう一度相談しましょう。マイクロソフトを受けるのはその後ね。じゃあ次のお客さん来ているんで~」といって、オフィスに引き下がっていきました…

おい待てい。
おめええらが
紹介できる
企業が
ねえだけだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお?

MSに行ける
ポテンシャルが
ある学生を萎縮させて紹介料をせしめるカモに仕立ててんじゃねえぞおおおおおおおおおおお?

正直言ってかわいそう。学生も大人も。

相談に行くまで、なんとなくMicrosoftかな、と言っていた学生。それが白紙ベースに戻され、自分の進路を曖昧にされて。

あの就職エージェントに相談しなけりゃ、どうすればMSに行けるかを調べて、足りないスキルを身に着けたり、OBを探したり、努力出来たと思うのですが…

このままいくと、大人に言われるままに会社に面接へ行って、エージェントは紹介料もらって、冴えない企業に入って、また早々に転職をしていくのではないでしょうか。

そう、自分みたいに!!!!(ドヤァ

結論。私も人材紹介業、始めようかしら。。。

「純粋な意見が聞きたい。納得する意見を聞かせてほしい。熱が感じられない。はっきりしてほしい」

と話すのはエージェントさん。そりゃあ、あんたがなんでもかんでも頭ごなしに否定すれば、はっきりした意見を言える人はいなくなりますわ。パワハラかよ。

こんな悪質業者に、就活生が引っかかる前に、まとめ。

・大企業志望の学生は就活エージェントに会うな
・進路がわからないなら就活エージェントの前にまわりの大人に聞け
・大人たちは自分のためではなく紹介料のために動いていると認識すべし

エージェントを絶対に使うなとは言いませんが、就職エージェントを使うなら、どこの馬の骨かわからないような会社に頼むのは泥舟。ある程度信用のできるところを選びましょう。
もし就職に悩むようであれば、最悪自分が相談乗りますよ。いくらでも。

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