最近私のPixelちゃんにアップデートがやってきて、新機能が搭載されました。
なんでも、ジェスチャー操作、という操作が新しく加わったらしい。Pixel4なら手をかざして操作~なんて機能があるというのを聞いていますが、はてさてPixel3でなにができるんかいな。そう思ったので、早速使ってみることにしました。
設定は結構ややこしくて、本体設定の下方にある「システム」→「操作」→「システムナビゲーション」と、まあ深い階層にあります。相変わらずGoogleは便利機能を底の方に隠す悪癖がありますねえ…
これまでのAndroid操作を振り返る。
これまでAndroidは、長らく3ボタン式でした。標準が、左から「戻る」「ホーム」「メニュー」。メニューはメニューバーを出すバージョンの頃もありましたし、最近ではタスクの切り替えにもっぱら活用されてましたね。晩期は長押しでマルチディスプレイという、スマホ初心者殺しの機能を備えていました。
これが、Android9で変わります。通称2ボタンナビゲーション。戻るボタンを押せば戻るのは変わりませんが、メニューボタンがどこかへ消え去り、その代わりホームボタンをスワイプアップさせることでメニューを表示する仕様に。タスク切換えは、ホームボタンを左右にずらして一個ずつ…。これ慣れるのちょっと苦労しました。
そして、記念すべきAndroid10では、なんとボタンを無くし、ジェスチャーによる操作に完全に移行する「ジェスチャーナビゲーション」を搭載。さすがにデフォで搭載することはありませんでしたが、これまでの2ボタンナビゲーションでアプリ一覧を表示するのが手間だったという要望を受けたのか、搭載に踏み切りました。
設定して、一言。
iPhoneXのパクリじゃん!
iPhoneのパクリ。そう思わなかった人はきっといなかったんじゃないかな。それくらいの、ある意味で暴挙でした。惜しげもなくパクられたiPhoneのUI。スワイプアップでホームに戻る、スワイプアップの途中で指を止めてタスク切換え、左から右に向けてのスワイプで戻る。
iPhoneXのパクリじゃん!
かろうじて、ナナメ下からスワイプアップでグーグルアシスタントの起動、右から左に向けてのスワイプでも戻れるなど、微々たる差別化ポイントは見受けられます。ただ、iPhoneXの発売が17年秋、Android10が19年夏というスケジュールを考えると、グーグルの中の人がiPhoneXを操作して、「これパクろうぜ!」といって作ったんでしょう、きっと。
私がiPhoneをメインで使っていた時期は短く、iPhone5sを1年ほど使って以来、iPhoneを自分用に使ったことはありませんでした。そんなことをしなくても、当時はドコモ店員だったので、ドコモに操作を聞きに来る高齢者のiPhoneをポチポチいじっていれば大体の操作や癖やスペックは分かったのです。
しかし私はiPhoneXと入れ替わるようにドコモの現場を去った人間なので、ここ最近のiPhoneはどう操作すればいいのかさっぱりピーマンなのでございます。
そのため慣れるのには時間がかかったのですが…
思い切ってエイヤと設定して、一言。
「使いやすい!」
「使いやすい!」
そうなんです。Android10のジェスチャー操作は使いやすい。一番のメリットは画面を広く使えることです。
かつてパナソニックとソニーが5インチのスマホをいっせーので発売した事があったのですが、パナソニックは外付けのアナログボタンなのに対し、ソニーは画面上に仮装のナビゲーションキーを表示するタイプでした。
今思えばソニーが正しかったのですが、当時の比較レビュー記事なんかをみていると、「画面が広いのはパナソニック」「パナソニックのほうがボタン操作快適で良い」みたいな記事がけっこうあるんですよ!!
やはり画面が広いというのは、ほかにはない大きなメリットになります。ナビゲーションバーがほぼ無くなり、縦長のスマホの画面いっぱいに地図やSNS、ウェブなんかを表示していると、ああ、ジェスチャー操作にも良いところはあるんだなあ、と感じます。
それに、スワイプアップしてホームに戻るのもなんとなく気持ちいい。シュンって。
画面が回転しているときとか、画面が濡れてて誤反応起こしたときとかは流石に面倒くさいですが、それ以外はわりとジェスチャー操作も有能ですよ?