ゴールデンウィークに再び、フィリピンに行ってきましたー!
わーい!
マニラだ!
国際空港のくせにトイレ汚い!
タクシーのキャッチが新歓の大学生ばりにウザい!
新築の高級ホテルに隣接するスラム街!
ショッピングモールの食品売り場にゴキブリ湧いてる!
レジの姉ちゃんがめっちゃ綺麗なのに恐ろしく塩対応!
…発展途上国ならではのカオス。
かつて、アジアの病人と言われた過去のフィリピンと、
経済発展著しい昨今のフィリピンが、いい具合に混在。
マニラはまるで都市のミックスジュースです。
そんなマニラ、そしてフィリピンの交通事情を、
2回にわたってお伝えしようと思います。
1回目はフィリピン全土の交通事情、
2回目はタクシーやトラムより便利な「GRUB」について。
今回は第1回です。
フィリピンの交通事情…鉄道がほぼない!

まずフィリピンでは、鉄路がマニラ市内と、マニラ〜ナガ市の間にしかありません。さらにマニラ~ナガの間はまともに鉄道が運行できていない状態です。
日本に当てはめると東京メトロ南北線と東西線、あと東海道本線の東京〜熱海間しかない上に、東海道本線が1日1本しか走らないようなものです。
マニラ市内の鉄道はよく整備されていますが、 基本的に改札は大混雑です。まずボディチェック。 からの荷物チェック。飛行機かよ。
パサイ駅からギルピヤット駅まで乗ったことがありましたが、車体は路面電車、乗り心地はだいたい世田谷線です。
鉄道の延伸計画はもろもろあるようですが、どれも実現は遠そうです。
フィリピンの交通事情…日本車だらけ!

そうなると、フィリピンでの移動は車が主流になります。
道路を眺めると、ほぼトヨタ。これはマニラでも郊外でも一緒です。
トヨタってすごい。
ヴィッツをベースに東南アジア向けに開発された、「ヴィオス」という車をよくみかけます。
たしかに乗り心地はヴィッツ。ただしセダンなので、見た目はカムリに近いものを感じます。 やっぱトヨタってすごい会社なのね。
ほかの日本車でよく見るのは意外にも三菱、いすゞ。ホンダや日産はぜんぜん走っていません。
韓国車が意外と多い
次いで韓国車、キアとかヒュンダイとかね。バスはヒュンダイ率高め。車内の一部が時々壊れてます椅子もリクライニングしなかったり、したと思ったらもとに戻らなかったり。
トラックはたまーに日本からの払い下げなのか、
福山通運とか平然と書かれたトラックが走ってます。
バイクは日本製が多く、スズキやホンダが大活躍。
フィリピンの交通事情…フィリピン伝統の車。 トライシクルと、ジプシー

そして、忘れていけないのはフィリピン伝統の車。
トライシクルと、ジプニーです。
ここにバイクがあるじゃろ?
( ^ω^)
⊃バイク⊂
これをサイドカーと合わせて…
( ^ω^)
≡⊃⊂≡
( ^ω^)
⊃トライシクル⊂
出来上がりじゃ。
街中をデコトラもドン引きするレベルのキラキラ装備で走ります。バイクに、屋根付きサイドカーをとりつけた、トライシクル。
街中であろうと路地裏であろうと、最高速度50キロくらいで道を行き、自動車にガンガン追い抜かれる存在です。

ジプニーはフィリピン伝統のバス。高速バスは先述の通り韓国製のバスが大多数を占めますが、ジブニーだけは一目見て、ああフィリピンの車だ、と感じるはず。
マニラでもセブでもどこでも、ロングシートの超ギンギラバスが、煤煙を巻き上げて街を駆け巡っています。
フィリピンの交通事情…空港につながる公共交通がない!?
みなさんご存知の通り、羽田空港には京急とモノレール、成田にはJRと京成、関空にはJRと南海、セントレアには名鉄が接続しています。
ほかにも新千歳空港や福岡空港など鉄道がつながる空港は数多く、仮になくとも、バスくらいは接続しています。
しかし!マニラのニノイ・アキノ国際空港には、公共交通というものは、ありません。ほぼ。
あるのはぼったくろうとしてくるタクシーか、あまり時間も行き先も当てにならないバスのみです。
空港から出られん
なのでマニラを訪れた際に真っ先にぶつかる壁は、「空港から出られん」ということ。

ぶっちゃけタクシーの運転手もみんな怪しいおっちゃんなので、
黄色タクシー(比較的安全)と白タクシー(ぼられやすいがいい人だと安い)
のどっちに乗ればいいかわからぬまま時間が過ぎ、
いざ乗り込んでも渋滞に巻き込まれ、空港から隣町のホテルまで
2時間かかった…なんてことも。
空港でTaxi、Taxiってキャッチに逢いたくないですよね。
「ヘイジャパン!コニチワ!タクシータクシタクシー!」
でもォ、我が家は大丈夫ゥ(アグネス・チャン風)!
Grabはァ、インターネットとリンクした、交通スィステム。
スマートフォンをツカった、ワカリやすくて、便利なアプリ。
やりかたシとつで、コンナニカワルモノナンデス!
天神だから、デキたこと!
「Grab」は正直言ってフィリピン旅のマストアイテムです。
これに関しては、また次の記事で詳しく書くことにしましょう…