新型「dTab」は果たして、目の付け所がシャープなのか。
「dTab」(ディータブ)。ドコモのプライベートブランド的な位置づけ。2年以上新型が出なかったのでもうやめちゃったのかと思いきや、メーカーを変えてしれっと登場しました、dTab d-41A。
型番規則が5Gが始まったことにより少し変更され、10の位が通信規格の世代を指すようになったため、従来機が「d-01K」だったのに対し今回は「d-41A」です。アルファベットはリセット。12年前に戻った気分がします。
では本題。このタブレットはよい泥タブなのか。検証していきます。
dTab d-41A。ひさびさの国産泥タブ
まずdTab d-41Aで特筆すべきは、おお、久々にショップで売られる国産のタブレットが来たか、という部分。
国内では、現状ちゃんと泥タブを作っているのが実質NECのみになっており、富士通は新型を出したかと思えばWinタブだったり、ソニーはもはや5年ほど新型を出しておらず、この時期に台湾の資本下とはいえシャープが製造を手掛けたというのは歓迎すべき流れでしょう。
これまでdTabは、長らくファーウェイのタブレットでした。米国の中国に対する姿勢に、日本の半官半民企業であるNTTが空気を読んだのでしょうか。
dTabらしく、フラッグシップではないが充分な性能
dTab d-41Aがシャープだシャープだと言っておりますが、往時のAQUOSPADではありません。14年に出たAQUOSPADはマジで神がかっていたのですが…今回のはいかにも、ドコモのコンテンツを楽しむ用に、無難に安く作った機種という感じがします。
d-41Aの性能は、約10.1インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)の大画面液晶ディスプレイを搭載。 大きな文字とアイコンで見やすい「かんたんホーム」や閲覧できるサイトに制限をかけられる「あんしんフィルター for docomo」。
CPUには「Qualcom Snapdragon 665 mobile platform」、 メモリには、 RAM 4GB/ROM 64GBを搭載。 受信時最大400Mbps/送信時最大75Mbpsの高速通信にも対応とのこと。(プレスリリースより引用)
CPUベースではXperiaのミッドレンジであるXperia 10Ⅱと同じパーツを使ってます。
バッテリーは6500mAh。普通だな!
「良い人」どまりのdTab。つまらなさ。
スペックから、非常に無難な作りであることがわかります。プレスや公式サイトを見る限り、「シャープ製!」という要素は見受けられず。
もしかしたらディスプレイにIGZOを採用しているかも…!と思いましたが普通にTFT液晶でした。
上記から、タブレットとしての必要要件は備えつつ、特筆すべきポイントも見当たらない…という無難なタブレットとなっています。
最後の頼みの綱は価格でしょう。ドコモは昨年より「ギガホ・ギガライト」のプランに移行し、新規契約の場合は過去のプランに加入できません。
ギガホギガライトでは、データシェアという名称でタブレットなどの2台目端末を月1000円で使えるようになっております。
こんなに魅力のないタブレットを作ったのだから、それなりに安い価格、例えば2000円台で維持できる価格を打ち出してくるはず。
と、思ってドコモオンラインショップをのぞいたら、税別42480円。
dTab、ふつうだな!
ひさびさの国産のセルラータブレットを安く持てる、というところに魅力を感じれば、きっと良い泥タブになるはずです。
[…] dtab d-41Aのレビューはコチラ https://isuta1205.com/dtab-d-41a/ […]