今でも携帯売れ筋ランキングの上位に位置するAQUOS sense3。
大変好調に売れています。
ものすごく好調なAQUOSブランド
価格ドットコムの売上ランキングでは、なんとあのiPhone11を差し置いて堂々の一位。まさに多くの人の心を撃ち抜いたスマホです。
このAQUOS sense3。売れている理由は結局、大多数のスマホユーザーにとって「そうそう、こういうのでいいんだよ!こういうので!」と納得させる、そこそこの価格と、それなりの完成度の機種を作り、それを数多くの販路で送り出したことが奏功したと言えます。
AQUOSブランド全体をみても、国内シェアで、Xperiaに次ぐ3位。
https://japanese.engadget.com/2019/12/13/iphone-xperia/
国内では徐々にiPhone一強体制に陰りが出始めており、iPhoneのシェア率が半分以上を占めるのはもはや10代・20代女子のみです。iPhoneはおそらく徐々に、かっこよさでドヤりたいMacのようなポジションに落ち着いていくでしょう。
その一方でAndroidは息を吹き返しております、富士通以外は。(がんばれ)
さて、SHARPがこうした堅調な販売を見せる土台には、間違いなくAQUOSという、日本人が生み出したブランド力があると思われます。詳しく見ていきましょう。
AQUOS senseが売れた理由
販路を広くとった
AQUOS sense 3はドコモとau、UQモバイル、楽天モバイル、OCN、ビッグローブ、LINE…うおお数え切れねええええええええええ
そうなんです。国内のMNO2社、各MVNO、そしてアマゾンなどで買える、完全シムフリー版。キャリアごとに限定カラーを用意するなど華を持たせつつ、しかしいろいろな場所で買えるようにしています。
なのでどこでスマホを買うにも、AQUOS sense3という選択肢が生まれてくる。(ソフバン?知らん)
これが、堅調な売れ行きを見せる第一の理由でしょう。
コストカットしつつも、必要十分な性能を持っている
AQUOS sense3のターゲットはライトユーザーからミドルユーザーです。PUBGやフォートナイトなどのガッツリ系のゲームをやるにはしんどいですが、普段遣いには困らず。だいたいiPhone8くらい、3年前のフラッグシップ程度の使い心地です。
ここにAQUOSのきれいな画質、4000mAhの「最大一週間持つ」(AQUOS関係者)とうたうバッテリー、広角撮影ができる1200万画素の複眼カメラ、水濡れOK、ヘッドホンジャック、指紋センサー、エモパー…はどうでもいいか…
デザインもアルマイト処理という、素材に色を染めこませる技術で何年使っても決して色落ちしないという安心仕様。1台のスマホを長く使いたい需要にもばっちり答えています。
そう、高価な最高性能のパーツは使わずとも、かゆいところに手が届く妥協点をきちっと抑えているので、大きな不満がない、高い完成度のスマホになった。これが売れている理由の2つ目です。
AQUOSブランドを壊さなかった、捨てなかった
同じ値段でより使い勝手の良いスマホは、ぶっちゃけあります。
しかし日本人の大多数は保守的。「コスパ良いからOPPO買った~」「ファーウェイに機種変!」ならまだわかりますが、「UMIDIGIいいじゃん!」「Xiaomiほしい~」とは、ツイッターを除いて聞きません。
やはり日本人、見慣れたブランドである「AQUOS」に一定の安心感を覚えます。
携帯ショップで「AQUOS」「OPPO Reno」「Xiaomi mi」「UMIDIGI」「Alcatel」…と並んでいたら、一部のスマホオタクを除いてAQUOSに手が伸びるでしょう。
いや、説得力がなさそうだな。
たとえば上記のブランドの中から、実家の両親や祖父母のスマホデビューにおすすめするなら、あるいは両親祖父母が選びそうなブランドはどれでしょう。きっとAQUOSのはずです。
これがブランド力、安心感です。
それは、arrowsと違って、ブランドを壊さずに製品を作り続けてきたこと、そして鴻海傘下になるときも「AQUOS」を壊さずに残し、ふたたび育て直したことが大きいのではないか、と。
まとめ
コスト面やプロモーションももちろんあると思いますが、キャリアでもファーウェイが当たり前に売られるようになった今、アクオスが選んで買われる人気機種になった最も大きい要因、それがブランドという名の安心感なんじゃないかと思います。