ほぼ画面っす。
今回のドコモ夏モデル、最高スペックがここに。
色々、埋め込みました
GalaxyS10、1番の特徴はその画面の、キワのキワのキワまで広げたデザインです。
とうとう、ノッチではなく画面の中にインカメラが埋め込まれちゃった、という見た目的な衝撃と、それによって生まれた「インフィニティディスプレイ」のある意味完成版のような作り。
これ以上画面を拡げるなら、それこそOPPOみたいにインカメを引き出し式にでもしない限り、難しそうです。
さらに、指紋センサーも埋め込みました。画面に。
画面上の指紋マークの部分をタッチするだけでロック解除が可能になります。
ここまでしてなんのメリットがあるのかと、Touch ID搭載のiPadを愛用する私は考えてしまいます。
やはり間違いないのは、そのデザイン性。
写真や動画の臨場感と没入感。
まるで画面を持っているその感覚は、これまでの「フチが見えるスマホ」を使っている人には衝撃モノでしょう。
インカメまで二眼に
今回のGalaxyはサイズ違いの2モデルでます。
それぞれGalaxyS 10、S10 plus。画面サイズが6.1インチなのが10で6.4インチなのがプラスに当たります。
その「plus」にあたるモデルは、インカメラが2つのレンズで構成され、インカメでも背景をぼかす機能(難しい言葉で被写体深度撮影)が搭載されました。
より美しく写真をとれるようになっておる様子。
これまで、日本国内においてギャラクシーはサイズの違う2モデルをS8からずっと売り続けていました。
S8のときから「大きいサイズのほうがちょっとだけ高性能」という路線でスマホを作り、s8シリーズではおおきいサイズの方がちょっと通信速度が早く、s9シリーズでは大きいサイズのほうがカメラ性能がよく、今回のs10シリーズではインカメラ性能が良くなっています。
ただでかいのも事実なので、ギャラクシーは特に実際の店などで手にとって、サイズ感や性能の違いを感じるか体験してみるのが重要です。
縦長ディスプレイに合わせたUI
今回のギャラクシーから搭載された「One UI」。昨今のスマホトレンドに合わせ、縦長大画面のスマホでも使いやすいように主要な操作が画面の下半分でできるようになっています。
国内メーカーはハードウェアで頑張っても、ソフトウェアで工夫している例は少なく、Panasonicがかつて作っていた「ELUGA」で大画面端末向けのUIが見受けられたほかはせいぜい「片手モード」を搭載するくらいでした。
最新Xperiaの「サイドセンス」や富士通の「エクスライダー」などの工夫もありますが、ここまでソフトウェアに大きく手を加えた例は、2019年モデルではあまり聞きません。
そういった意味でこのOne UIはすごくよくて、実際に買って使い込んでから良さがじわじわ感じられる機種だと言えます。
特にiPhone Xシリーズのように、どう考えても片手で届かない場所に通知やクイックアクセスを置いているようなスマホから乗り換えると、使いやすさを実感できるのではないでしょうか。
オリンピックエディションもあるよ
また「Plus」では、2020東京オリンピックを記念した限定版も発売。
思い出すのは、かつてNECのワンピースコラボや、シャープのドラクエコラボや、LGのジョジョコラボなど、漫画作品とのコラボで、ことごとく売れ残る印象がありました。
しかしオリンピックということで、ファングッズというよりはれっきとした記念モデルという位置づけ。
大事に使えばゆくゆくはプレミアがつくかも。どう売れていくかは今後のお楽しみ。
以上、Huaweiがアメリカ文化圏から閉め出されている現状では、「ベストバイ」といっても差し支えない機種だと思います、Galaxy。