流星のように、新型の携帯電話が発表されていたのをご存知でしょうか。
きっと、検索でデジ旅に辿り着く人というのは携帯マニアが多いんじゃなかろうかと勝手に思っているので、きっとご存知なのでしょう。説明はいりません。めっちゃカッコいいケータイ、ドコモ「カードケータイ」の話題です。
こんにちは。ドコモの現場を離れて1年が経とうとしている多木曽です。今思えばあの頃は楽しかったねえ、と、当時同じ職場で働いていた先輩と新橋で呑んだくれたりなどしておりましたが、そんなさなかでドコモが新型携帯を発表いたしました。
ドコモ「GALAXY Note9です!」
わたし「やっぱり出るよねー」
ドコモ「Xperia XZ3です!」
わたし「そりゃ出すよねー」
ドコモ「京 セ ラ カ ー ド ケ ー タ イ です!」
わたし「ああガラケーか…って、なんじゃ、こりゃああああ!」
私はその時、太陽にほえろ!のワンシーンのような顔をしながらスマホの画面を眺めておりました。
カードケータイとは。
カードケータイの特徴を大まかに3つ、お伝えします。
①カードサイズである
製品の発表時、ドコモの社長である吉澤さんはこのケータイを名刺入れから取り出すパフォーマンスをしました。
サイズはカードと一緒で、タテ9センチ、ヨコ5.5センチ。厚さはiPad Proの新型よりも薄い5.3ミリ。名刺入れや財布、社員証入れに入れて使うことができます。6インチのスマホがもはや当たり前になってきた2018年現在、たいへんインパクトのあるサイズだと言えます。
②電子ペーパー液晶である
電子書籍リーダーのKindleなどとおなじ、電子ペーパーで作られています。電子ペーパーは電力の消費がかなり少なく、文字が紙にプリントされているかと錯覚するほどくっきり見やすい液晶パネルの一種です。逆にカラー表示や、スクロールなどの流れるような画面表示は苦手です。
③4G回線対応でウェブが見られなくもない機種である
機能はシンプルで、通話や電卓など9つのみ。追加もできません。ドコモメールに対応しないぶん、ガラケーよりも機能は少ないです。それでも、通話品質のよい「VoLTE」に対応しているあたりは高機能であると言えます。また、心ばかりのブラウザが搭載されているのでちょっとした調べ物はできるんじゃないかと。どのみち通話をメイン用途にして買わないと、持て余しそうです。
月々の費用はどれくらい?
使い方にもよりますが、月々の費用は2000円台になる人がほとんどだと思われます。ドコモの場合、二年間の定期契約をする人がほとんどかと思われますが、この場合の最低維持費は、税込みで月2138円(基本料1058円、ネット接続料324円、インターネット324円、分割支払金432円)
通話し放題プランでバリバリ使っても月3996円(基本料2916円、ネット接続料324円、インターネット324円、分割支払金432円)です。
…意外と、買えちゃう??
ただしこれはインターネットを使わない場合の料金。月10MB以上の通信を使うと徐々に料金があがり、本来300円で済むパケット料金がMAXで4536円になる可能性もあるので、ブラウザ機能を試してみたい人は要注意。
対策として、今使っているスマートフォンとパケットシェアを組むことで、通信費を気にしないで2354円で維持することも可能です。
結局、買いなの?買わないべきなの?
はぁー、アプリもねぇ!メールもねぇ!カメラもねぇ!ブラウザはあるけれど、動画再生ができねぇ!
そんな吉幾三の歌のような超シンプルなケータイだからこそ、
・二台目に通話専用で持ちたい
・仕事でカメラ禁止の場所に立ち入るときに使いたい
というビジネス利用にぴったりな機種です。
「通話をする」かつ「通話以外ほとんどしない」という人にはピッタリ、買いです。仕事用の一台としてスタイリッシュにキメてください。
逆に、私のように普段から公私共にスマホ一台で全部やりくりしている人には、あまり持つ意味がない機種であると言えます。
というわけで、わたしは買いませんが…
なぜだろう…
ほしくなる…
なぜか買いたくなる…
そんな魔力があるように思えませんか?(自分だけだと思うけど)
★プラン補足
・基本料
今回基本料として計算した「シンプルプラン」に関しては月980円で、5分までなら何度でも定額通話使えるプラン「カケホーダイライト」は1200円になります。
ガラケー、特にこのカードケータイは通話目的で持つ人が多いでしょうから、自分であれば220円余分に払ってでもカケホーダイライトプランを使うでしょう。220円の差額であれば、毎月累計で5分半くらい通話すればモトが取れます。もっと通話する場合は「カケホーダイ」のプランにすることで通話は完全定額制になります。