ウィーッッッス!どうもーAQUOS Zero2でーす
今日は!発売当日ですけれども!購入者は誰一人、来ませんでした…
SHARPのフラッグシップモデルである「AQUOS zero2」。今月末にいよいよ発売となります。
0なの?2なの?というツッコミはおいておいて、この機種のよいところ・進化点と、悪いところを見ていきます。
AQUOSはここ最近、ミドルクラスの機種で大きく売上を伸ばす一方、フラッグシップモデルはいまいちキャラを確立できていなかったため、人気機種というわけではなさそう…ですが、これは普通にすごいスマホが出てきたなあと思うわけです。
何より衝撃だったのは141グラムという重量。Xperia5より20グラム、Galaxy Note10+と比べると50グラム以上軽くなってます。
スペックはXperia5以上、Galaxy Note10未満といったところ。Galaxyと比べてAQUOSが勝つのはディスプレイ速度と軽さでしょう。この2つに焦点を絞って解説します。
圧倒的軽さ
まずは重量ですが、この重さがいかに非常識かを書かせてください。
今回のAQUOS zero2は画面サイズが6.4インチ。これは昨今のフラッグシップモデルのなかでは平均的なサイズといえます。
6.4が平均というのは、2015年ごろにドコモショップ店員をやっていた自分からすれば頭おかしいのか、と思ってしまうのですが、たしかに自分も6.3インチのスマホをなんの不満もなく使っている身なのでこれも時代の流れなのでしょう…
ほかの6.4インチ前後の端末は、昔だとXperia Z ultra(212グラム)、Galaxy Note8(195グラム)。最近だとPixel3 XL(184グラム)、Xiaomi Mi Note 10(208グラム)、Zenfone 6(190グラム)あたりが対象になります。
他社の同サイズスマホに比べると50~70グラム程度、軽いということになります。これはどのくらいかと言うと、だいたい卵ひとつぶん。つまり、コメダ珈琲に11時までに行ってモーニングを注文し、パンと卵が運ばれてくる、この状態が普通のスマホだとすると、そこからゆで卵を除いた重さがAQUOS zeroの重さとの差になるわけです。わかりにくい説明だなあ。
とにかく、軽さ重視!という方。例えば手ぶら派で普段スマホはズボンのポケットに入れたいだとか、サラリーマンでスマホは胸ポケットにしまっちゃうタイプのおじさんには、かなり適した機種と言えます。
またスペックのとにかく高いやつを、という方がいれば、まずギャラクシーノートをもたせて、これは重いよね、となったらAQUOS zeroをもたせてあげる、そしてこっそりと「性能はほぼ一緒なんですよ」なんて耳元で囁やけば、買っていく人も多い気がします。
ディスプレイはiPhoneの4倍早く動かせる
また画面も特徴的で、リフレッシュレートは「実質」240フレームです。でたー実質!スマホに関わる会社が大好きな文字!
これはどういうことかと言うと、AQUOS zeroはそもそも120フレームで動作させることができるのですが、ここにさらに120フレームの黒い画面を入れるわけです。つまり1秒で240回画面が点滅するということ。
これによるメリットは、黒い画面を間に挟むことで残像を減らすことができるというもの。バンドリとかで画面の向こうからボタンが流れてきて、タッチするやつ。これがよりくっきりするわけです。AQUOS公式がめっちゃバンドリ意識して製品サイト作ってるんですよ。
このブログのようにスクロールが必要な場面でも、スルスル~っと画面が動くので気持ちいですよ。
カクカクのみなさんはぜひお試しあれ(広告ばっかですいません)
先代「zero」よりもっと軽く
驚きなのは、スペックアップをしながら先代より5グラムもかるく仕上げてきたこと。先代はソフバンでのみ発売だったはずなので、ドコモやauでもようやく使えるようになったということになるのかと。
【残念】カラバリにこだわってほしかった
残念なところもあります。アストロブラックとミスティホワイトの白黒2色のみで、もちろんある程度こだわりがあるようなのですが、AQUOSの「R」シリーズにあったようなキャリアごとのカラーリングや、かつてAQUOSが得意としていた多色展開はまったくなく、あくまでシンプルです。
iPhoneが徐々にカラーを増やす中で対極ともいえる動きですが、これがどれほど売上に影響するのか。「赤がいいんだよね~~~」とか、たまにいますもんね。たまにおばさんなどがピンクの機種を指名買いしてきて、「いや、こういうピンクじゃないの!もっと淡いピンク!」ということもありました。
まあさすがにケース買えよと思いましたが…
☆【心配】指紋・音が不安
製品画像を初めてみた時は「オヤ」と思いました。どこにも指紋センサーがないんです。しかしキャリアや公式では堂々、指紋対応と書かれている。
これはディスプレイ埋込式のセンサーが搭載されているため。既に中華スマホやGalaxyのフラッグシップモデルに前例がありますが、正直、精度的にはいま一歩といったレビューが多く、SHARPがどれほどの使い勝手に仕上げてくるかは未知数。
また、スピーカーも従来のAQUOSと同様ということであれば、相当「しょぼい」可能性があります。個人的にステレオスピーカーをのっけてるスマホが大好きというのもありますが、せっかく大迫力の大画面、高リフレッシュレートときて、スピーカーが手で塞がる場所に一箇所だけある、というデザインが不安。
セキュリティやサウンドはスマホにとって重要なファクターですから、自分なら買うとしても発売日買いはせず、他人のレビューを見てから買おうと思います。