このブログで先月バズりました、「AQUOS Zero2」の記事。
ある時期は、「このまま行けばブログの収益が本業を超える…!」とワクワクしました。
しかし、いまやすっかり落ちぶれて、収益も元にもどりました。おまえらのせいです。あ~あ。
そんなわけで、この悲劇のAQUOS Zero2を振り返ってみたいと思います
軽さは本当に凄い
Zero2を総括すると「軽さとディスプレイ全振りハイスペック」でした。持つとほんとうに軽く、せんべいを食べながらスマホをいじったばあい、せんべいをいじりスマホを口に運ぶ危険性があるほどでした。
これはひとえに「ゲームをするため」。うーん、潔い。
たしかにこの軽さであれば、長時間スマホでゲームしても疲れないかも。10インチタブレットとかでゲームすると実際すごいつかれるからね。
ディスプレイの滑らかさ、タッチ反応も好評
また、AQUOSの強みであったディスプレイも最大限活用。リフレッシュレートを過去にない「240ヘルツ」にまでアップさせました。
一応補足をすると、本当に240hzで動いているわけではなくて、120hzで駆動させ、そのフレーム間に黒い画面を挟むことで残像を防いでいるのだそうです。
iPadも「ProMotion」機能で120hz動作はできるのですが、iPadとAQUOSを見比べて差がわかるか?と言われれば、もはやゲーマーでなくなった私には難しかったように思います。
一方でタッチ精度は高く、非常に敏感な反応を示してくれます。
かつてSH-01Gを使っていたときは「サラサラ」という具合に反応をしていたのですが、この機種は感度が高く、「ビリビリ」とでもいうのか、あるいは「ビクンビクン//」とでもいうのか、指先の動きに非常によい反応なのが嬉しい所でした。
デザインに改善の声多し。ミスタッチ起きやすい?
しかし、ディスプレイ自体が不満の種だったというレビューも見られました。
感度の高すぎる大型ディスプレイと、狭額縁デザインの相性がミスタッチを誘発。右手でスマホを持って画面左側をタッチしようとすると、手の腹が変なところをタッチしてしまう。
こうしたパームリジェクションの部分を頑張りすぎると今度はタッチの反応が悪いなんて言われてしまうわけで、今後の課題になりそうです。
また設計の際に、本体を湾曲させ、そこに曲面ディスプレイを採用することで、さらにミスタッチしやすく、画面も見づらくなっていました。
ディスプレイの不良報告もけっこうあった
また、シャープが新たに採用したディスプレイも、どうやら問題を抱えていた様子。
有機ELと高リフレッシュレートの相性が悪かったのか、かつてGalaxyやPS VITAで話題となった「焼付き」が発生しているようです。
しかも曲者で、一旦発生するけど、またちょっと時間を置くと消えることもあるという…
また、まったく発生しない機種もあれば、激しく焼き付くなど個体差もあるようで、発売後のレビューが出始めて以降、購入に慎重な人が増えたようです。
さらにAQUOS定番の電池持ちも、特殊なディスプレイと小型のバッテリー故か微妙な持続時間。まさに「軽さとディスプレイ性能に全振り」した結果、超ニッチな機種となっていたのでした。
すでに「AQUOS R5G」発表。短かった天下
そしてこうした慎重論のなか、なんとシャープは新型機種を発表してしましました。
5Gに対応、8K動画撮影とAI対応4眼カメラ、Pro IGZOディスプレイ、RAM12GB、フォトショのプリイン…重量はさておき、スペック重視であればこっちにしか目がいかなくなるのは当然のことでした。
すっかりAQUOS Zero2祭りも終焉といったところです。
シムフリー版発売、しかし10万円超え
焼け石に水的なニュースが飛び込んできました。発売から1カ月絶たず、シムフリー版の発売になります。
基本的に仕様は変わっておりません。しかしDSDV(2回線同時待ち受け)が追加され、より使いやすさは増しています。
公式に価格は発表しておらず、おそらくオープン価格になるのでしょうが、ITメディアは想定価格を10万円台(税別)と発表してます。
もっと評価されるべき機種だとは思うのですが、うーん、買わないかなあ…