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Xperia XZ3も出ることだし、過去最高のXperiaを決めよう。神機①iPhone XS Maxを5年先取りした「Xperia Z ultra」

こんにちは!元ドコモ店員です。山内です。

気がつけば涼しくなり、iPhoneの新型が出たと思いきや次はXperiaだそうです。
Xperiaは2年前くらいからずっと「製品サイクルを見直す!( ・´ー・`)」とか言っときながら年に2回新型を出し続けているので、果たして潰れやしないか心配しております。てか本来であればとっくに潰れてていい頃で、それでもソニーが技術力を維持するためになんとか投資しているのがスマートフォン事業なんだ、という感じはします。

そうです。ソニーは頑張ってるんです。めっちゃ。

自分ももともとドコモの店員として、そしてユーザーとしてXperiaを5年間見守ってきました。そして今となってはLGのスマホに惚れ込んで、いまやソニーをスッパリと裏切っていますので、今回は客観的にXperiaを見ていければと思います。

Xperia Z ultraとは。

いま(2018年)基準で見ると、あれ?大きくない気がする。

日本では2014年1月に発売された、時期としてはXperia Z1の時期に当たるスマホ。スペックもZ1に近い部分が多い。画面サイズは6.4インチと馬鹿みたいにでかい。そんなスマホでした。ええ、スマホです。タブレットじゃないんです。
当時はこのサイズのスマホが黎明期であり、「フォン」と「タブレット」を合わせて「ファブレット」という言葉も生まれたほどです。

その画面サイズ、ファブレットだね

Z ultraの一番の特徴は、5インチがスマホの標準サイズだった時代に、6.4インチフルHD、という常識はずれな画面サイズを採用したことです。いや、たしかに常識はずれですが、きちんと理由があります。これは当時、Galaxy noteやLG G flexなど大画面スマホが「ファブレット」と呼ばれ、トレンドになっていたこと。そしてXperia Z Ultraのサイズが長財布などとほぼ同じサイズで、持ちやすさと大画面のいいとこ取りをしようとした結果がこのサイズだったのです。

このZ ultraは動画やゲームなどをスマホで積極的にやる人や、タブレットとスマホの二台持ちをしている人など、ヘビーユーザーが当然ターゲットだったわけですが、実は「女性」もターゲットに入っていました。理由は、女性が両手でスマホを使うことから片手操作にそんなにこだわらなくてもいいこと。そして長財布サイズなのでポーチに入れて持ち運べること。さらに女性がスマホをポケットに入れるのではなく、カバンにしまうことが多かったため、男よりも小型サイズに執着しない、という想定があったのです。

当時としては小型モデル全般が女性をターゲットにしており、「女性でも扱いやすい本体サイズ」とか「手が小さくても片手で操作できる」というフレーズが売り文句になることも多かった時代でしたから、Z ultraのコンセプトはいわゆる「逆張り」なマーケティングであるといえます。

スペックはコンテンツ消費に特化。

画面…「トリルミナスディスプレイ」
音楽…「「ClearAudio」
といったソニーならではの機能が搭載されており、画質はマジで息を呑む綺麗さでした、彩度がかなり高めに調整されていた気がしましたが、それでも「ソニーのスマホもここまできたか!」と驚いた記憶があります。
また、「防水」や「スタイラスペン」に対応するなど、コンテンツ消費や作成に工夫がいっぱい。それでいて重量は212グラムと、画面サイズ5.8インチのXperia XZ2 premiumよりも24グラムほど軽量です。

しかし、だからこそ、モノラルスピーカーである点は、大きな欠点でした。当時はNexus7(2013)が7インチのタブレットでLTE対応モデルも販売していたのですが、こっちはZ ultraよりも安くてステレオスピーカーだったので、イヤホン使わない人にとってはこちらの方が臨場感ある音を楽しめました。私もZ ultraではなくNexus7を買いました。

まとめ

写真はご覧の通り、今基準だとおもちゃレベル

Xperiaの良さ、そしてソニーの良さが一番にじみ出ていたのが、このXperia Z ultraが発売された頃でした。Z ultra、ついたあだ名は「ズルトラ」ですが、おそらく一般受けする機種ではなかったと思います。
当のソニーもこのファブレットというジャンルの位置づけに苦労をしたのでしょう、auからスマホとして発売する傍らでWi-Fi専用モデルも発売し、タブレットとしての用途も提案するという売り方をしていました。
ここでもっと堂々、「これがスマホの新しいサイズなんだよ!」と打ち出す事ができれば響いた人も多くいたかもしれません。6.4インチといえばiPhone XS Maxや、Nintendo Switchなどと同等の画面サイズ。動画視聴やゲームを良くするスマホユーザーへの新しい提案ができたのかもしれませんが、「どう考えてもでかすぎ」という印象が支配的だった2013年~2014年に発売されたため、あまり大きく話題とはなりませんでした。

しかし当時のスマホオタクのうち、電子書籍や漫画などコンテンツを楽しむことにハマっていた人々からは、「こんなのを待っていた!」と拍手喝采。実際、このサイズは動画を見るのに画面が小さいと感じることはなく、電子書籍で漫画がズーム無しで読めました。しかも、持ち運びやすい。
もちろんスマホとは到底思えない巨大サイズと、当時としては劣ったスペックのカメラ(フラッシュさえも省かれた)ではありましたが、薄さ軽さ、そしてサイズの3拍子整ったこの「ズルトラ」は今でも後継機を待っている人がいるほどの名機なのです。
そして遅れること5年、2018年になって、Appleが「iPhone XS Max」で6.4インチサイズのスマホを発売しました。縦横の比率や製品コンセプトは大きく異なりますが、ソニーは2013年の時点で6.4インチという画面サイズを採用し製品化したあたり、先見の明があったのでしょう。そのぶん惜しまれるのは、この製品が現在に全くつながることなく、アンビエントフローという全く違うデザインでXperiaが乱造されていることです。

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山内淳史 Atsushi Yamauchi

山内淳史 Atsushi Yamauchi

1995年愛知県生まれ。大学時代に先輩に騙されて入った携帯屋のアルバイトでスマートフォンの魅力を知る。 機種の外観だけでスマホのメーカーと型番がわかるようになった頃、旅行にハマり、アルバイトの収入の大半を旅行につぎ込むようになる。おかげで日本中の人と地元トークができるようになり、その謎知識から現在の職場では営業先の地方にいるお客様を不必要にビビらせている。 ブログ歴は8年。現在のブログは3代目。 「手のかかるロビンソンだなぁ」(isuta1205.com)のほかに寄稿多数。 「KOKACARE」(http://healthcare.halfmoon.jp/blog/) 「EDIT知多半島」(http://chitahantou.net/)など。

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