「お前の使っているiPadが欲しい」
そんな愛の告白かなんかのようなフレーズで、富士に住む友人からiPad譲ってくれLINEが来たのは先月のことでした。
ぶっちゃけ買い替えはずっと先だと思ってたのですが、iPad Pro(2018)も発売されていたので譲ることに。しかし、さあ譲る、となったタイミングでiPad Airとmini5が発表されました。
そこで私は、30秒ほど悩んだ結果、Pro(2018)ではなく、iPad mini5を買ったのでしたー。
いきなり茶番ですみません。多木曽です。
今回、iPad Pro10.5からiPad mini5への買い替えという、珍しい買い物をしました。買ったのは64GBシルバー、セルラー版。
iPad miniに買い換えて良かったこと、悪くなったことをそれぞれ書いていきます。
★良かったこと
1)ショルダーバッグに入るコンパクトさ
サイズが小さくなったことで、ショルダーバッグに入るようになりました。これは最近自転車を買った私にとって超ありがたいことで、なんかもうどこへでも行けそうな気分です。7.9インチだからこその可搬性はさすがというべき、でした。
2)Microsoft Officeがタダで使える
実はiPadだけではなく、10インチを超える端末では、Microsoft Officeは有料になります。サブスクリプションに登録するとOffice 365が年間6264円。けっこうな出費になります。
しかしiPad miniの7.9インチでは「Microsoft Officeモバイル」というアプリ的な扱いになり、無料で機能を使えます。できることは減りますが、普段遣いにはこれで十分。むしろ、いままで「ちょっとWordを加筆したかっただけなのに!」というイライラがなくなったおかげで快適でございます。
3) Proの周辺機器が使いまわせる
ライトニングケーブル、第1世代のApple Pencil、3.5ミリイヤホンジャック。いい意味で旧世代の良さを残してくれているのがiPad mini5のいいところではないでしょうか。
★悪くなったこと
1)やはり大画面は正義。目は疲れる
やはり画面サイズが小さくなった分、情報量は減ります。愛用しているスマホ「V30pro」と大差ありません。
特に「Split View」と呼ばれる、画面を分割する機能を使っている時は「ああiPad Proは使いやすかったなあ」と感じます。
それでもYouTubeやアマプラを見たり、Kindleやdマガジンを見たりするにはちょうどいいサイズ感。「大画面のいる作業はパソコンで」と割り切れる人には大した問題にならないでしょう。
2)スピーカーが片方のみになり映画鑑賞には不向き
スピーカーがサラウンドじゃなくなりました。もちろん、音は片方からしか聞こえてこないので、臨場感は減りました。がっつり動画鑑賞をするのであればイヤホンやヘッドホンが欲しくなります。
3)リフレッシュレートは120hz→60hzに低下
これもiPad Proならではの仕様だった、リフレッシュレートの速さ(Apple的には” ProMotionテクノロジー ”と呼ぶ)が今回のiPad miniには搭載されてません。
性能が上がったわけですからあのヌルヌル感を味わいたかったのですが、やはり所詮はiPad mini、ここはおとなしく諦めなければ。
ネットのレビューなんかをみていると、あまり ProMotionテクノロジーに言及している人は少なかったので、この不満はiPad Pro10.5からiPad miniに買い替えた人ならではの悩みなのかも知れません。
iPad miniって、もともとは2012年に「Nexus7」というタブレットに対抗して作られたタブレットなので、2019年、6インチ越えのiPhoneがある時代に必要だったのか、ちょいと疑問な部分はあります。
また、iPad Pro11の性能や、第2世代のApple Pencilの使い心地も捨てがたいものだったのは事実。
とはいえ…
片手で持てる!軽い!
ショルダーバッグに入る!
Officeがタダ!
と、iPad Proにはない良さがちゃんとあるのは間違いありません。
・すでにノートパソコンを所有している
・出掛け先でiPadを使うことが多い
という人には、10インチクラスよりミニをお勧めします。