映画・漫画・雑誌・イラスト・音楽。
これまでタブレットはもっぱら、こうしたコンテンツの消費に充てられることが多くありました。今回のGWも、G(ぐーたら)W(ウィーク)と言わんばかりにマイペースに過ごした方が多くいらっしゃったことと思います。
しかし、いくらおうち時間とはいえ、もうすでにドラマや映画、星野源や棺桶ダンスでお茶を濁すのは限界に達していると言ってもいいでしょう。
人は誰かの役に立ちたいと、心のどこかで常に思っているものです。
せっかくなら手元のiPadで、新たな価値を生み出してみるなんてどうでしょう。性能が上がったおかげでだいぶこれらのアプリが使いやすくなっていました。
自分の意思をテキストで表そう。「note」
テキストベースのクリエイトは、ブログを書いている人が言うのも変ですが最も楽な自己表現です。文字が書ければ務まります。
もちろん、そこからどれほど多くの人に届けるかは完全に実力。自分も早く「月収100万円のブロガー！」みたいな肩書きで、怪しい情報商材を売れるほどの身分になれるよう頑張ります。いや嘘だけど。
そのなかで、より便利なアプリが勢いを伸ばしています。それが「note」というアプリ。
Noteでは、ブログの機能を極限まで絞り、そこに「課金要素」をうまく絡めたことで成功しているサービスです。競合のブログサーバーなどがPC時代の複雑な設定や、ガラケー時代の化石となった機能を捨てきれない中で、Noteはとにかくシンプルで使いやすい。だからこそ便利なのです。
iPadでNoteを開くと、iPhone版の拡大表示処理となるためiPad本来のポテンシャルは活かされないのが残念ではありますが、普段自分がやっているように「Simple note」などのメモアプリに書き付けて、Noteにコピペして更新というやり方であれば、iPadのソフトウェアキーボードやスマートカバーなどの機能をフルに使ってクリエイター活動に勤しむことができるといえます。
漫画からトレーシングまで。「Medibang Paint」
Appleペンシルがあるなら、試してほしいのがメディバンです。
まって、まって。「私、絵心ないし…」って読み飛ばそうとしたでしょ？
違うんです。絵心ないからこそ、アナログな絵ではなく、メディバンに頼ってみるのがいいんです。
早い話が、漫画の書けるアプリ。ですが漫画だけではありません。紙のサイズや画材、レイヤーは自由に選べますし、フォントも種類豊富でPNG・JPEGで書き出し可能。
さらに本体へのデータ保存、クラウドへの保存もあり、iPadの無料アプリでここまで高機能によくぞ作ったもんだなあと毎回感心してしまいます。
自分はこのアプリで著書の表紙作ったからね…
ほんとにお世話になったアプリですし、これからもお世話になるだろうアプリです。
アフターコロナのヒットチャート1位になろう「Garage Band」
iPadにプリインストールされているアプリとして大きなポテンシャルを秘めるのが、Garage Bandという音楽のソフト。本当のバンドのように音を打ち込み、ギター、ドラム、ピアノなど様々な音源をミキシング。
誰でもかんたんに音楽を作り、ネットに公開するなり、自分ひとりで楽しむなり…思い思いに活用できます。
自分みたいに音楽音痴でもドラムはなんとか使えました。
やっぱり時代はYouTuberなのか。「VLLO」
YouTuber。一説には出尽くしたなんて言われております。ただ、海外ユーチューバーの翻訳や、クソみたいな漫画とゴミみたいなストーリーで怪しい商品を売り込む動画など、まだまだ潜在的な需要は掘り起こせるのも、また事実です。
そして、動画があれば、本編をユーチューブに、短縮版をインスタやティックトックに、音をVoicyに、テキストをブログに、転用がいろいろ可能なため、SNS上の横展開が容易になります。
経験上、これらをひとりでやるのはだいぶしんどいです…
動画字幕をスターウォーズみたいにスクロールさせてひとつながりにしてしまうか、二人体制での制作をするのが良いでしょう。
その中で、動画編集最強はいまのところ「VLLO」です。イタリアっぽくヴェッロと読むのかなぁと思っていたら、ブロ、のようです。
基本的にはiPadのストレージにある静止画や動画を組み合わせて、まとめて動画にするというもの。
ガッツリやるならiPhoneで撮ってiPadで編集とかできるといいね。iPad miniでは画質に少し不安があるので…
まずはiPadで試してみて、調子良さそうであればどんどん投資してみるのがいいでしょう。
