Xperia1が発売されて早くも1ヶ月が経過しました。
各種Webメディアではやはり評価が分かれるようで、縦長のビジュアルを高く評価する声から、
操作性や携帯性に違和感を感じる人もいるようです。
発売から時間が経過したことで評価も固まってきたタイミング。
いま購入検討している方や、ゆくゆく機種変更を考えている方に向けて、Xperiaの現在の評価を総括します。
21:9ディスプレイは明るい・キレイ!
Xperia1のなかで最も評価が高いのは、その画面の明るさ、綺麗さです。
Xperiaシリーズは前世代機である「Xperia XZ3」から有機ELディスプレイを採用して薄型化と画質の向上を図るようになりましたが、早くもその技術が認められてきた形となります。
発色に関しては、4Kのディスプレイに有機ELならではの鮮やかな色遣いが見られ、好評を博しているほか、画面の輝度、すなわち明るさについても、他社のスマホに比べて明るくて見やすいという声が上がっています。
21:9の画面比率については、ソニーの狙い通り「マルチディスプレイ機能」が使いやすいという声が多く上がっています。
実際、画面が縦長の21:9になったことで、スマホを縦持ちした際に画面の上部に動画を再生しても画面下部は一般的なスマホと同じ画面感覚で使うことができるため、例えばライブ配信を見ながらTwitterを観る、といった、ライブ感を重視する現代のトレンドにマッチした使い方を提案できているようです。
挙動の素早さも好評
また、カメラの挙動や動作の滑らかさなどを考慮したソフトのレスポンスも好評で、ゲームでもカクつくことがないと驚きの声が上がっています。
このため二画面での利用も問題なく使えるものと思われます。
ただその一方で海外メーカーと比較すると、ソフトの作り込みの甘さが感じられるという声もあり、国内メーカーとしてほぼ孤軍奮闘状態であるソニーにはぜひ頑張ってほしいところ。
電池持ちはiPhoneと大差ない模様
電池持ちについては、4Kディスプレイかつバッテリー容量もあまり大きくないため、懸念事項のひとつでした。
しかし発売されると、あまり悪い評判は聞かれません。もちろんゲームやブラウジングをしていると減っていくというレビューもありますが、概ね買い替え前から悪くなるといったこともない様子です。置くだけ充電が搭載されていないことはマイナスポイントかも知れませんが、電池持ちが大きなボトルネックになることはなさそうです。
批判が多いのはサイズ感とストレージ
一方で評価があまりよろしくない面として、21:9という史上初のサイズにまだ慣れない声も上がっています。
とりわけSNSや動画、ゲームよりもカメラ撮影に重きを置くユーザーからは、21:9ディスプレイで4:3の構図の写真撮影がしにくいという評価があります。
Xperia1の画面で、スマホを横に持ちアスペクト比4:3の写真を撮影しようとすると、どうしても余白の部分が大きくなってしまいます。
通常のスマホであれば気にならないこの余白ですが、21:9のワイド画面となると話は別のようです。
例えば、同じ構図を2つ表示し、片方はAの加工、もう片方はBの加工をして気に入ったほうで撮影するといった、新たな撮影方法が提案できそうなポテンシャルを秘めていると言えます。
今後のソフトウェア更新、あるいは次世代機の改良が期待されます。
また、ハードウェア面で評価が芳しくないのはやはりストレージ容量でしょう。
価格を抑えるための仕方ない判断だったとは言えますが、音楽やカメラなどのエンタメ性を押し出すXperiaには、ストレージを妥協してほしくないという声も根強いのだと考えられます。
他のフラッグシップモデルと比較して、唯一Xperiaが全面的に負けている要素。それがストレージ容量であるため、たとえば128GBモデルが同時に発売されていれば評価も変わってきたものと思われます。
まとめ
やはりXperia1の良さを左右するのは、超縦長21:9の画面にメリットを感じるか感じないか、という部分に集中しそうです。
SNSや映画をよく見る人にとってはメリットしかありませんが、カメラ撮影重視の人にとっては、ちょっと不満が募る部分もありそうです。]
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参考文献
https://review.kakaku.com/review/J0000030359/