みなさん、「日本でもっともLINEが使いやすいスマホ」って考えたことありますか?
私は気にしていませんでしたが、一度気になるととことん深追いしてしまう性格が災いして、めっちゃ今、気になっています。
あといま、腕が地味に痒くてそれも気になってます。年取ったせいか、ポリポリする毎に肌がボロボロになるから嫌なんだけどね…
閑話休題。
スマホ選びにあたり、「LINEの使いやすさ」はあまり誰も気にしないトピックでした。
だって、どのスマホでもぶっちゃけ大差ないから。
また、LINEがメーカーでもキャリアでもないから、「LINEが使いやすい」訴求をしなくてもこれまで全然問題なかったわけです。
しかし、この時期になって、スマホがいよいよどれも似たり寄ったりの性能や姿になり、
なおかつ「高性能スマホ」と「低性能スマホ」の格差が格安携帯などにより広がってくると、「LINEの使い勝手」という観点は重要になってきている気がします。
というわけで、早速書いていきましょう。あ、完全に主観なので、異論をガンガンいただけると参考になります。検証するAndroidのバージョンは10です。
Androidのいいところ。
Android、つまり「iPhone以外のスマホ全般」と言って差し支えないのですが、これらでLINEを使うメリットは、
1、通知がラク!
2、ショートカット機能
3、安く済む、または防水で安心
4、キーボード(IME)や音声入力などが優秀
5、他のアプリへの共有がラク
6、着信音やフォントを好きなものに変えられる
これらが浮かんできました。
そして、文句なしにメリットといえる要素は下記2つです。
「ショートカット」でよくやり取りする人をホーム画面に登録できる
Androidの機能でありがたいのは「ホーム画面によく連絡する人のショートカットをおける」というところ。
ホーム画面上の壁紙を長押しすると「ウィジェット」というボタンが現れるので、長押ししてホーム画面の好きな場所に配置。すると、連絡相手やグループを選ぶ画面に変遷するので、よく連絡する相手をホーム画面に登録しておけます。
スマホの画面をつけて、一回タッチするだけでトーク画面を開けるので、すばやい連絡が可能。
個人的にLINEを開いて何件かLINEの返事を書いているうちに、あれ、結局だれにLINEしようとしたんだっけ、というド忘れをよくやらかす人間なので、画面をつけて、まず送りたい相手にLINEをすることができる「ショートカット」機能にはずいぶん助けられました。
安い、または防水
お年玉一袋で買えてしまいそうな、非常に手の出しやすいスマホもあれば、プレミアムな代わりにお風呂で使っても平気だよと宣伝するようなスマホもあります。
更にAQUOS Senseのように安さと防水を兼ね備えるものも。
いやっもちろん、お風呂にスマホ持ち込むなんて非常識だってわかってるんですよ。
けどお風呂を入れながらストロングゼロひと缶あけて、気分のいい状態で熱い風呂に浸かって、湯船がぬるくなるまでニコニコ動画を見ながらお風呂で過ごす金曜日って、いろいろ危険だけどやみつきになる習慣なんです。個人的に防水が欠かせない理由はこれ。
iPhoneやHuaweiなど海外のスマホは「耐水性能」こそあれど、「防水性能」がないものが多い。
風呂スマホが習慣づくと、「耐水」では早々に壊れちゃいます。
逆にシャープや富士通なんかは、個人で使ってる限り、お風呂で壊れた試しがありません。
機種別・LINEの使いやすさ
ではだんだんマニアックになりますが、Androidの有名機種をひとつひとつ見ていきます。
1年後には新型が出るとかブランドそのものが方針転換することがおおいスマホ業界なので、それぞれ一言だけ。
【Xperia】
Xperia1/5/8では、21:9の縦長ディスプレイでトーク画面の視認性は高い。一方、本体のバランス的にテキスト入力はやりにくい。
【AQUOS】
アクオス標準キーボードは、Android標準キーボードとスペースキーの位置が違うなど使いにくさを感じる箇所がある。変換もそんなに賢くない。一方でディスプレイは見やすく、IGZO液晶は目が疲れにくい
【GALAXY】
良くも悪くも標準。ソフトのチューニングがうまいため、入力のレスポンスは文句なし。かつてギャラクシーノートではスタイラスでLINEが出来たり、分割画面でギャラリーアプリから直にLINEへ画像送信ができたりした。
【LG】
画面を縮小できるモードがあるので手が小さくても片手入力は可能。文字入力練習のできる機種も。
【HUAWEI】
LINEをするための機能は特にない。コスパだけは異様に良い。
【富士通】
文字入力性能はピカイチ。予測変換で文脈を読み取ってくれるので「探求」と「探究」をどのタイミングで使うべきか判別してくれるなど賢い。だが、動作はもっさり。
安売りしていれば間違いなく買いですが、定価の価値はあまりないのでは?
iPhoneのいいところ
変わってiPhone。LINEをやるにあたり、良いところを探してみたらけっこうありました。
・メッセージがぜんぶロック画面で見られる。Androidはトーク毎に最新1つのみ
・LINEの未読数がアイコンでわかる。
・Androidよりトークの引き継ぎがラク
・「ノート」で部分コピペできる。なぜかAndroidはできない
・アップルウォッチがあれば手元でLINEを読める。
・3Dtouch対応機なら既読をつけずに本文を読める
総じて、ハードウェアの機能よりも「ソフトを気楽に使える」という仕組みが充実していることがわかります。
この中でも特筆なのが下記2つ。
メッセージがぜんぶロック画面で見られる。
ときどき、LINEのメッセージを分割して送る人、いませんか。
「こんにちは」
「明後日の夜、あいてる?」
「新宿で暇してるから飯いこう」
こんなかんじに。
…すいません、私です。
このような送り方をした場合、Androidユーザーは最後の「新宿で暇してるから~」しか通知欄で見ることができません。いつ暇なのかは、既読をつけない限りわからんのです。
しかしiPhoneでは、メッセージひとつひとつが通知として残るので、ロック画面で文章をすべて読めます。だから既読無視することなく、スケジュール帳を確認してから返事をすればいいんです。
Androidよりトークの引き継ぎがラク
AndroidからAndroidへ機種変更する際、LINEのバックアップをするのはチョー大変なんです。
どうしてもバックアップが必要な場合は、トークの相手ひとりずつバックアップしなければなりません。つまり携帯を買ってから買い換えるまでに100人とトークした場合、100回「バックアップ」ボタンを押さなければならないんです。これって正直、かなりめんどう。
しかし、iPhoneからiPhoneの買い替えで、iCloudをちゃんと設定している場合は、トークの大部分をタッチ数回で引き継ぐことができるのです。
やりかたは他の方がしっかり書いていてくださっているので、割愛します。
(↑このサイトがわかりやすい!)
なので、「メッセージを消したくない!」と思う方は必然的にiPhoneを選んだほうがいい、ということになります。
と、いうわけで、
「LINEが最も使いやすいスマホはどれか?」
2020年春現在での結論…
「やはりiPhoneが便利。理論上はarrowsが使いやすい」
こんな結論になりました。
風呂で使えるとか、キーボードカスタマイズとか、そういうのは置いておいて、難しいこと考えずにラクに使うのであればやはりサクサク使える「iPhoneがいい」という結論。
しかし時短であったりとか、文字入力、壊れにくさという点で、
「事前設定すればストレスフリー」
というのがAndroidの強み。
そして文字入力に力を入れているのが富士通で、本来はarrowsを一位にしても良さそうですが、レビューを漁る限り「使えたもんじゃない」という評判。。。
arrows M05を買うお金があれば、中古のiPhone8あたりを買ったほうが良さそうです。
さあ、あなたはどうする。