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iPhone14 Pro Maxを買おうと思ってたのにPixel7を買っていたのでレビュー ~iPhone12 Proからの買い替え~

iPhone12 ProからPixel7に鞍替えです。概ね満足。しかし、Appleユーザーだったからこそ気づくあらっぽい部分もしばしば見られました。そのあたりを、何も遠慮せずに書いていくコーナーです。

なぜiPhoneをやめたのか

iPhone12 Pro。名機でした。デザイン、カメラ。2年使っても不具合は一切なく、電池持ちも文句ありませんでした。一方で角張ったデザインは持ちにくく、手が痛くなりました。また顔認証はけっこう外すため、不満が溜まっていました。

そこへiPhone14 Proがさらにダサく、重く、高くなって登場したということで、アップルウォッチもエアポッズも持っているにも関わらず、アップル信者をやめてAndroidへと戻ってきたのでした。エアポッズは嫁に譲りました。ウォッチは机の中でグースカ寝てます。

キャッシュレス×…Apple Payに完敗、使い物にならないマスカーカードコンタクトレス

Appleペイの偉大さを知ったのがまず最初でした。

まずAndroidではマスターカードコンタクトレスがほとんど使えません。一部デビットカードで対応の動きがありますが、自分の場合コンビニで5%還元になる三井住友カードをマスターカードブランドで持っており、これが使えなくなりました。

まースマホではなく、クレジットカードそのものをかざして決済、というやり方で使えるのですが、それでは余計な荷物が増えてなんのためにスマホの決済かと。仕方なく、買い替えた後はもっぱらエポスカードとSuicaを組み合わせて使っています。

これに限らず、複数カードを選んで決済する際のUIはいろいろAppleペイに比べ劣ります。

これ以上、決済を語れるほど使い込んではいませんが、少なくとも今後コンビニ決済で還元されるポイントはだいぶ減るでしょう。会社にいるときはもっぱらコンビニ飯なので、個人的には痛い。

これを見越してマスターカードじゃなくてVisaでカードを作るべきでした。Visaタッチは普通に使えます。

電池持ち×…iPhone12 Proより持たない

グーグルマップの「タイムライン」機能を使うため、常時位置情報をオンにしておきたい派なのですが、いまの電池持ちだと正直迷います。

バッテリー容量は4355mAhと決して少なくない数値ですが、iPhoneよりも2割くらい早く減っていく感覚です。自動同期は最低限に、画面明るさも50%くらいにしているんですが、それでも午前中で60%くらいになっていることもしばしば。

このあたりは買ったばかりでいろいろイジイジしているという理由もあるんでしょうが、ちょっぴり不満な部分です。

また消灯時にも画面表示をする設定のため、寝ている間も意外としっかり電池は減ります。一晩おいて10%くらいなくなっているかな?という具合。これは常時表示という便利機能とのトレードオフです。iPhone14 Proを買った人も同じジレンマを抱えてるのでは。

常時表示◯…便利

iPhone14 Proから、消灯時も情報表示できるようになりました!って今更謳っていますが、Pixel7でもできるし何ならiPhone12 Proを買うよりも3つ前に使っていたLG G30(2018年モデル)でも使えてました。

LGを使っていた自分からすると、とりあえずかっこよさはアップしました!縦にデジタル時計が並ぶデザイン、好きです。

さらに日時や天気、通知、バッテリー残量も常時出してくれるのでこれと言って不満はありません。

しかしカスタマイズ性はLG時代より悪くなりました。たしかカメラで撮った写真なんかもLGは表示できてたはず。

AI機能◎…インタビューする仕事の人はこのために買え

一番期待していたAI機能はバッチグーです(死語)。特にリアルタイム文字起こしは取材の絡むライター全てに知ってほしい神機能。それまではLINEの「CLOVA Note」https://clovanote.line.me/ ユーザーでしたが、スピードが全く違います。

画像だと伝わらないのですが…Pixelはリアルタイムでどんどん字が書かれていきます。ちょっとした随筆程度ならキーボードなんて使わず、独り言でブツブツ入力したほうが早いんじゃないでしょうか。

↓動画にしてみました。キモ声に注意

さすかに同音異義語や固有名詞は弱く、例えばベビー用品の「西松屋」は「始末屋」になるなど、急に任侠モノっぽさが出ます。

とはいえ今後、メディア職の人らで「文字起こし」という作業に関わってきたなら、絶対Pixelを一度は使ってみるべき!と思った次第です。

ライターの自分は、これだけでも新機種に買い替えた価値アリと自信を持って言えます。更に今後は話者別での文字起こし対応も予定。たのしみだー!

また、「消しゴム」機能も想像より優秀でした。人が映り込んでも、後からGoogleフォトで編集してしまえば気にならなくなります。観光スポットとかで活躍するんじゃないでしょうか。

気にならなくなる、というのはSNSでシェアする程度ならというレベル感で、これを拡大してじっくり見ると加工した痕跡はバレます。たまに人間の脚だけ残ってて心霊写真化することもあります。

デザイン△…男子小便器

iPhone14 Proよりマシという感想です。

あのバカでかいカメラを持ち歩くという苦痛、もしくはカメラを相対的に小さく見せるためにUIの最適化されていないPro Maxを買う、どのみち今のiPhoneには最善策がありません。

PixelはiPhoneに比べてスッキリとしています。カメラが横に配置されて、棒状デザインで横に渡しているので、机上でもガタガタせずに、むしろちょうどいい角度で操作ができるのは快感です。

しかし、ホワイトが思った以上にツルテカで、ここに2つの問題が。

まず1つは滑ります。これまでスマホを落としたことのなかった洗面所の上、トイレ、ベッド、ソファーの上、とにかくツルツル落ちまくります。買って2週間で塗装ハゲが出てきました。

また、出で立ちはほとんど男子小便器です。Pixel7のホワイトモデルを買った人は、一度裏面に向けて、上下逆さにしてみてください。なんとなく男子小便器に見えてきませんか?レモンライムの人は黄ばんだ男子小便器なのでもっと悲惨です。黒は葬式カラーなので、風水的に極力選ばないようにしているんですが、Pixel7だと最適解かもしれません。

色使いはiPhoneやエクスペリアのほうが仕事をしているように思います。これはPixelの宿命というか、リファレンスモデルだからこそそんなに冒険したカラーを出したり、カラバリを大量に用意したりできないんでしょう。せめて、触り心地をもうすこしマットにするのが良かったのではないかと。(それって私の感想ですよね)

かさばるのを妥協してケースをつければ両方とも解決する問題なので、致命傷ではないのかな。

カメラ△…ちゃんと撮れるがiPhoneに負ける

カメラは悪くありません。が、ソフトウェアを見ていくとiPhoneに劣ります。

たとえばズームイン・ズームアウト操作の際、iPhoneなら扇状のUIが出現してスワイプで微妙な拡大・縮小がしやすいのですが、Pixelはモタモタします。スイスイ動かず、ちょっと挙動がワンテンポ遅れ、1倍から2倍のあいだのちょうどいいところで止めることができません。

片手、一本指で自由にズームできたこともあり、iPhone時代に愛用していた機能だったので残念。不満ポイント。

また、なぜかSalesforceとの相性が悪いです。Salesforceに写真をアップしようと、アプリ内カメラで写真を撮ると、一部に黒幕がかかってしまい、名刺読み取りなどはかなりの確率で失敗します。

これはPixelよりもSalesforceの責任だと思いますが、とはいえiPhoneであれば開発しやすいだろうに、Androidは様々な端末に最適化する手間がかかって大変だよなあと感じた次第です。

また、Proモデルでは接写や高倍率ズームにも強いのですが、通常版Pixelは接写もズームもそこそこのクオリティにとどまります。写り自体はさすが、高画質カメラとAIだなと思えますが、他社と比べ飛び抜けた感動はありません。

指紋認証◎…技術進歩を肌で感じる

これを待っていた!iPhoneユーザー垂涎の画面内指紋認証、ようやく手に入れたという喜びです。感度もいいですし、濡れてるときは顔認証がサポートしてくれるので、ロック解除に不満なし。

かつてOPPOの画面内指紋認証を使っていたときは本当にポンコツでしたが、今はほとんど認証失敗やタイムラグなどの不便を感じません。2年で技術が発展した…と感激します。

一部、たとえば銀行アプリなんかでも出番があります。これも感度に不満なしですが、ログインとかよりセキュアな認証を求める際は顔認証が働かないので、これから手袋をつけるとなったらちょっと難儀するかなと。

価格◎…ほんとに8万円台?

一番気に入ったのは値段だ…

まず、だいたい8万円で買えます。iPhone14 Pro Maxだと強制的に5000円弱の36回払か一括払いにさせられますが、こっちは7000円弱の12回払いで済むので良心的。

さらに、15%の割引、2万円ちょっとのクーポン、また自分は使いませんでしたが下取りと、もってけドロボー状態のバーゲンセールでした。クーポンはグーグルストアでしか使えず換金性はないのですが、自分はイヤホンも欲しかったのでちょうどよく。それでも少し余ったので、純正充電スタンドも追加出費して買ってしまいました。これがいわゆる思う壺というやつです。

とはいえ、iPhoneの半額から3分の1程度の値段で、iPhoneに勝るとも劣らないGoogle純正スマートフォンが手に入るという衝撃の事実。Android端末に抵抗がない人にとってこれほど魅力的な価格設定は他にないんじゃないでしょうか。

携帯ショップで大幅な割引ができなくなった一方で、メーカーが札束にものをいわせてガンガン値引いてくれる時代。2016年にドコモ店員をやっていた自分には信じられない時代が来たもんです。

睡眠の質チェック ノーコメント

ベッドで充電しない系男子なのでノーコメント。いびき検知?50代とかになったら気になり始めるんだろうなぁ

総評◯…良いけど、1年で買い替えるかも

価格、性能には大満足。
ただし機能の一部に不満あり。

またAndroidの宿命ですが、決め手となる魅力はありません。
iPhoneであればアップルウォッチやMacと連携して便利に、という使い方があります。
しかしAndroidだと、唯一無二で頑張っているのは折りたたみ式スマホか、GalaxyNoteくらい。自分には「ずっとPixelを使う理由」は見い出せませんでした。

iPhone15がどうなるか知りませんが、USB-Cになる目算が大きいと聞きます。であればUSB-CのiPhoneが出たタイミングでPixelは録音とお風呂専門端末にするか、中古で売るかという未来が来る気がしています。

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デジタビ
ブログ歴10年の副業ライター/「デジ旅!」管理人/Kindle「怒涛!フィリピン滞在記」販売中/建築/ガジェット/鉄道/名古屋出身。 ライター案件の依頼、基本何でも引き受けます。isutabiz@gmail.comまでお気軽にご連絡下さい。

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