「Rakuten mini」の 楽天モバイル は大丈夫なのか

「Rakuten mini」の 楽天モバイル は大丈夫なのか

メイン回線が楽天モバイルの私が、今の楽天モバイルを考えます。

楽天モバイルは今年のコロナ真っ盛りに正式サービスを開始し、1年間の通信無料という破格のキャンペーンでドコモ・au・ソフトバンクからの顧客を奪おうと画策しました。

しかしながら、ずさんな計画や微妙な価格設定が災いし、さらにiPhone非対応という悪条件が重なった結果、契約数は伸び悩んでいます。安いだけでいいならMVMOでいいしね。

そこで楽天モバイルが行ったのが、起死回生の端末ばらまき。
同社の独自モデルである小型スマホ「楽天ミニ」を1円でばらまく、昔のソフトバンクを彷彿とさせる施策を展開。

しかしこれが、アーリーアダプターの怒りを買う。さらに勝手な仕様変更がバレてしまい、官庁が動く事態に。

はてさて、そんな楽天モバイルはこの先生き残れるのか…?

楽天モバイル、そんな装備で大丈夫か

日本経済新聞が15日に報じたのは、楽天モバイルのグダグダっぷりです。

もともと国としては3キャリアが牛耳るスマホ業界、高止まりする料金をなんとか下げ、なんとか人気取りとしたい思惑がありました。そうじゃなきゃ令和おじさんこと菅官房長官がわざわざ「携帯料金はまだ下げられる」なんて言ったりしないからね。

そのため楽天にはかなり好意的というか、後押しをする立ち位置だったはずです。それでも楽天は、国の期待に沿う事はほぼできていないと言えます。

まず楽天モバイルの整備は遅れ、これが総務省を苛立たせました。指導が相次ぎ、ちゃんと整備はできているのか、サービスは開始できるのか、と楽天にたびたび確認をとり、それが報じられるなど、消費者の不安を増幅させる日々が続きました。

本来サービスイン日するべき時期になっても、まだモニター運用状態。実用には程遠い状況でした。

そして今年4月に正式運用が始まりましたが、
「月3980円」
「かけ放題・SMS送り放題」
「自社回線内では使い放題」
「エリア外では2GBまで、超過1Mbps」(のちに5GBまでに改められた)
という、それまで大手キャリアを利用していたユーザーにとっては魅力的に感じるものの、通信エリアはかなり限られる(ぶっちゃけ都内の地上くらい)という、多くのユーザーにとってメリットの薄い内容でのスタートとなりました。

大手キャリア幹部は、取るに足らない楽天モバイル、という態度。
実際、ユーザーからの反応は薄く、300万ユーザー限定の1年無料特典も、サービス開始から2ヶ月半が経過してなお継続。なんなら楽天ミニ(2万円ちょい)が実質無料でついてくるというばらまき作戦に打って出ましたが、これも一部マニアが湧き立つのみとなりました。

おそらく超コンパクトスマホを大型化するフラッグシップの逆張り的発想で開発したはいいものの、やはり逆張りらしく売れ行きが悪かった。そして投げ打ってみたものの、やはりニーズがあまりなかったという結果だったのだろうと思います。

実際スマホが進歩して、スマホで動画はもちろん、映画、漫画、PDFからEXCELまで、あれこれと見るようになりました。そこで小型の楽天ミニはあまりニーズがないと思われたのか、あるいは使いたいにしても小型スマホ、しかも回線は不安定な楽天モバイルと、たしかに正面切って使いにくいのも事実です。

楽天モバイルのレビューはこちらhttps://isuta1205.com/rakuten-un-limit/

楽天モバイルの「信用」問題

とはいえどんなにグダグダでも、どこかで巻き返しがきけば大丈夫だと考えているはずです。楽天の中の人たちは。

実際、もし仮に3キャリアと通信条件が同等であれば楽天モバイルには大きな勝機があります。

問題は楽天モバイルの貧弱さ、サポートのまずさ(SIMが送られてこずMNP転入受付ができない等)、ラインナップのしょぼさ。

アクオスR5Gなど最新スマホも使えるようになるようですが、最新スマホを使いこなす5G整備も遅れているようで、泥縄感は否めません。

組み立てが終わっていない自動車で走り出したかのような楽天モバイル。スタートアップベンチャーが誰得かもわからないような事業を始める分には良いのでしょうが、楽天という知名度の高い企業が鳴り物入りで始める、しかも国まで絡むような事業でここまでベンチャー感が出ると、不安になるもの。

そしてこれが知られ、報じられ、認知されていくと、「楽天=よくない」というイメージがついて回ることになるでしょう。

実際、ありとあらゆる点で利用者に不安感を抱かせたソフトバンクには、いまだに「繋がりにくい」「料金が高い」という先入観を持っている人も多いはずです(いまはそんなことないよ!)

幸い、iPhoneを先駆けて導入し、スマホ時代を切り開いた先進的な孫正義の会社というイメージのおかげで持っていますが、楽天モバイルは後につづくことができるのでしょうか。この向こう数ヶ月が正念場となりそうです。

都内で試しに使うにはよい楽天

現時点の楽天モバイルを、楽天モバイルをメイン回線に使っている自分が偉そうに評価するのであれば、楽天回線エリア内で生活が完結する人で、通話をほぼせず、地下にもあまり潜らない人であれば不満は出にくいかと。

関東では、西から順に横浜市西区の磯子ー保土ヶ谷ー西谷ー仲町台、川崎市の宮崎台ー登戸、東京都に入って仙川ー吉祥寺ー田無、埼玉に入り新座市民総合体育館ー朝霞ーふじみ野ー川越市南部ー上尾ー原市ー蓮田ー春日部ー草加ー三郷中央、千葉の松戸ー鎌ヶ谷ー小室ー勝田台ー四街道ー千城台ーちはら台ー八幡宿をぐるっと囲んだエリアであればだいたいつながると、楽天は公表しています。

その他大阪や名古屋、都市圏の一部でも繋がりますが、その一方でエリアを出ると、楽天モバイルの店舗前であろうが容赦無く「パートナー回線」エリアです。

パートナー回線エリアではauのローミングとなり、月の利用は5GBに制限、使い切ると1mbpsまで速度が落ちます。1mbpsって曖昧に表現すれば、「動画を見なければ、まあちょっと遅いかな」くらいです。

現在、ありがたいことに1年間の無料キャンペーン、転出する際の解約金もないので、サブ的に使いたい人なら使う価値がありそうです。

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