デジタルテクノロジーと、アナログカルチャー

田園都市線の渋谷駅ホーム拡張は、名古屋に学べ。

2019/01/06
 
この記事を書いている人 - WRITER -
1995年愛知県生まれ。大学時代、先輩に騙されて入った携帯屋のバイトでスマホの魅力に取りつかれ、機種の外観だけでメーカーと型番がわかるようになった頃、旅行にハマり、バイトの収入の大半を旅行につぎ込む。おかげで日本中の人と地元トークができるようになり、謎の知識から現在の職場では営業先の地方にいるお客様を不必要にビビらせている。 ブログ歴は2009年から書いており10年目。現在のブログは3代目。 「Deji-Tabi」(isuta1205.com)のほかに寄稿多数。お仕事依頼はisutabiz@gmail.comへ。

渋谷駅。それはこの世のカオスの具象化であり、現代にそびえる魔窟であり、日々血と汗と涙の飛び散る辺獄である。

こんにちは。デジタビ山内です。
みなさんは東急田園都市線の渋谷駅、使ったことはありますか?

あ、ないですか。そうですか。そのほうがいいです。

東急田園都市線渋谷駅は日本のイーストエンド。怒号が行き交い駅員は乗客を家畜のように電車へと押し込み、毎朝毎晩なんとかならんのか!と思う日々なのです。

さて、なんとかしようと、東急の中の人も考えているようですが、先日の記事で書いたとおり田都線沿線は2035年くらいまで発展と人口増加が続き、混雑は一層激化していく見込みです。

私はそれが嫌で田園都市線のネガティブな情報をこうしてブログでばらまいているのです。東急渋谷駅がそのうち限界を迎えることを書いて書いて書きまくり、「次の列車をご利用ください」を「どうせ次も乗り込めないくらい混むんだから」と誰も聞かず、「車内中ほどまでお進みください」と言われてもぎゅうぎゅうすぎて進めない状況が刻一刻と悪化するなかで、日本一田園都市線に詳しいブロガーを目指します。

…ぶっちゃけ基準がわからんから目指しようもないんだけど。

それでも、なんとかする手はあるはず。実際、東急の中の人も危機感を持って対応にあたってくださっています。昨年は「グッチョイ」というサービスを開始してオフピーク通勤を促し、今年は新型車両の2020系で座席数を減らし、より詰め込みの効く車両がラッシュアワーの通勤通学を支えています。また二子玉川で分岐する大井町線には「Qシート」を導入し、大井町線の価値を高め、バイパス路線としての大井町線という提案をしています。

しかし!これはあくまで小手先の手段だ、と苦言を呈します。根本的な解決にならんじゃないか、と。
実際にラッシュアワーの渋谷駅を歩くと何度か線路に落ちそうになり、それでもなんとか階段までたどり着くと「左に詰めてくださー――い」と罵声のような声で警備員さんの声掛けを聞きながら階段を登ります。

そんな毎朝毎晩の渋谷駅の混雑に、大きな解決策はないのでしょうか。今回は満員電車うんぬんよりも渋谷駅の混雑にスポットをあてて書いていきます。

調べてみると結構多くの解決案が議論されておりました。その中でも一番多いのが、

ホームの拡張

大きくしようぜ!という発想です。たしかに、比較的新しい東横線(副都心線)の渋谷駅は広く、2面4線(ホームが2つ、線路が4本の意味)でホーム幅にも余裕があります。

たしかに田園都市線のホームも広くしてあげれば一気に解決です。人があふれるならそのキャパシティを大きくすればいい。しかし、田園都市線のホーム両端はビルの柱や基礎に囲われる構造になっており、単純な拡張は難しい、なんて言われています。

それじゃ小田急の下北沢みたいに地下2階建てにすればいいじゃない!と思うのですが、田園都市線の場合は上に「渋谷チカみち」(自由通路)、下に東横線が走っている状態なので、これまでにない難工事が予想されます。埼京線のホームをズラすのさえ大工事のなかの大工事なのに、これが地下の駅でなんとか実現するとは到底思えないのです。

じゃあ、どうすれば。

大井町線による迂回路の推奨

例えば中央林間~二子玉川の田園都市線沿線に住んでいて、職場が品川にある場合は、渋谷乗り換えのほうが乗り換え回数は少なくて済みますが、運賃的には大井町線経由で行ったほうが安いんです。そこに座席指定車「Qシート」を導入して、品川で働くエリートたちに「座って帰ろうぜ!」とゆっとるわけですな。

たしかに理にかなってますが、田園都市線が10両編成に対して大井町線が5~7両なのが単純に不安なのと、東急が目指しているのは品川エリアへのバイパスなどではなく「渋谷一極集中」であるためどこまで理念と混雑緩和を天秤にかけられるかというところと、大阪や名古屋エリアだったら運賃だけで乗れるレベルの、ふつーの座席に400円も払うかボケという貧乏人のヒガミも込めて、これはどこまで効果が出ているのか疑問です。

じゃあ、どうすれば。。。。

答えは、名古屋にありました。

シブヤソリューション@名古屋。名鉄の場合

名鉄名古屋駅。ちょっと前にブログにも書いた、アクロバティック駅です。

この駅の一番大きな工夫は、ホームを「乗車用」と「降車用」にほぼ完全に分離して運用していることです。
電車を挟むようにホームが作られており、電車がホームに着くとまず降車ホーム側のドアが開き人を降ろします。すかさず乗車ホーム側のドアをあけ、乗客を乗せます。こうして乗り降りをスムーズにして、ホームの混雑を緩和しているのです。

これであれば前の案と違って線路を増やす必要はありません。しかし、これでも多少は壁を掘り穴を開け階段とエレベーターを設置する手間は発生します。なんとかもうちょっと賢い方法はないのでしょうか。

あった。シブヤソリューション@名古屋。東山線の場合

田園都市線、渋谷駅は横方向、上下方向の余裕はないのですが、

「縦」方向ならわずかにありました。池尻大橋側の数十メートルと、表参道側にもわずかながら。

これをちょっと削ってあげることでホームを長くできます。

ホームを長くして、東山線名古屋駅のように、ホームを伸ばして上下列車が対面しないようにズレて止まる。こうすることでホームの右半分は藤が丘方面へ向かう人、ホームの左半分は高畑方面へ向かう人と、分散します。

そのため狭いホームでも人が通れなくなるほど混むことは少ないし、人の流れも一定なのでお客さん同士ぶつかってトラブルになることも少ない。さらにホームを伸ばした分の電車が止まらない部分についたてを立てれば安全対策、広告を貼れば収入アップに繋がります。

これが田園都市線の渋谷駅で実現したら…?田園都市線は車輌の中間付近が込みやすいのですが、この中間車両の混雑緩和が期待できます。渋谷駅ホームを延長して半蔵門線から来た電車が池尻側、田園都市線から来た電車が表参道側にずれて止まる。そうするとそれぞれの電車で使う階段が異なるので人の流れが一定になり、田園都市線ホーム上階にある「渋谷チカみち」に人が分散するのではないでしょうか。

これが田園都市線の渋谷駅の混雑を防ぐ一番低コストで効果的な方法なのではないか?と思われます。

もしかしたらもっといい方法があるかもしれません。
「こんなのどう?」という意見があればぜひコメント欄かSNSまで。

渋谷学
渋谷学
posted with amazlet at 18.12.30
國學院大學研究開発推進センター渋谷学研究会 石井 研士
弘文堂
売り上げランキング: 128,061
Facebook
この記事を書いている人 - WRITER -
1995年愛知県生まれ。大学時代、先輩に騙されて入った携帯屋のバイトでスマホの魅力に取りつかれ、機種の外観だけでメーカーと型番がわかるようになった頃、旅行にハマり、バイトの収入の大半を旅行につぎ込む。おかげで日本中の人と地元トークができるようになり、謎の知識から現在の職場では営業先の地方にいるお客様を不必要にビビらせている。 ブログ歴は2009年から書いており10年目。現在のブログは3代目。 「Deji-Tabi」(isuta1205.com)のほかに寄稿多数。お仕事依頼はisutabiz@gmail.comへ。

コメント

Copyright© デジタビ! , 2018 All Rights Reserved.