スマホ、鉄道、歴史大好き。身長と女子力の高い「ぶらり旅ライター」多木曽幹也の雑学ブログ

東京建物散歩[1]内田式ゴシックの威厳。

2019/05/19
 
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1995年愛知県生まれ。大学時代、先輩に騙されて入った携帯屋のバイトでスマホの魅力に取りつかれ、機種の外観だけでメーカーと型番がわかるようになった頃、旅行にハマり、バイトの収入の大半を旅行につぎ込む。おかげで日本中の人と地元トークができるようになり、謎の知識から現在の職場では営業先の地方にいるお客様を不必要にビビらせている。 ブログ歴は2009年から書いており10年目。現在のブログは3代目。 「Deji-Tabi」(isuta1205.com)のほかに寄稿多数。お仕事依頼はisutabiz@gmail.comへ。
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ゆき~が溶けて川~になって流れていきます、もうすぐ春ですね、

ってことで、新しいこと始めました。多木曽です。

もともと歴史マニア、建築マニアな私。

東京のいろんな建物、巡れるとおもろいねってことで、やってきたのは港区白金台の「ゆかしの杜」とよばれる、郷土歴史館です。

もともとこの建物は昭和13年に建設された公衆衛生院という施設が前身でした。

公衆衛生院って、その名のとおり公衆衛生に関する研修を行う施設のことで、あのロックフェラー財団の寄贈で建築されました。

そう、アメリカのお金で建てられたんです。この3年後にはアメリカとニッポンでドンパチやっていたのは 、もはやなにかのギャグとした思えません。

まあなにはともあれ、戦火を逃れ、現代に残された公衆衛生院。いまは博物館としても面白い場所でした。

★ゆかしの杜 ・ 外を見てみよう

この建物の一番の見どころは、「内田式ゴシック」の建築様式が随所に見られること。
建築家の内田 祥三が編み出したこの建築様式は、ヨーロッパ風建築をスピーディに作るため、スクラッチタイルを使用した建築のことです。

主婦向け雑誌っぽく言ってしまえば、
「手抜き、もうバレない!スクラッチタイルで㊙時短テク」
といったところでしょうか。うん、わかりやすい。

では、どのあたりが時短なのか…というと、本来タイルを使う時はレンガっぽく、ジグザグな積み上げ方をします。マリオのレンガブロックも縦目地の通らない、ジグザグしたやつですよね。

しかし!これをやっていては、関東大震災からの復興がいつまでたってもできない。
そこで内田は、あえて縦目地のとおった、しかしスクラッチタイルを使うことで縦目地のわかりにくい外装を編み出したのです。

また出入り口に、犬小屋、と呼ばれる三角屋根を用いているのも、内田式ゴシックの特徴です。

実際にゆかしの杜を訪れると、合理性を追求したとは思えない、豪華な作りの外観には驚かされるはずです。
それでもこの内田ゴシックにより、公衆衛生院は3年という短期間で完成しています。

★中を見てみよう

中に入ると、高級ホテルのような落ち着きある空間が広がります。吹き抜け部は丸い天井、四角い床と柱。そのリズムが視覚的な面白さを生み出しています。

入り口で300円の常設展示券を買って、東京の歴史が詰まった常設展示室へ足を運ぶもよし、地下のカフェで一息つくもよし。

館内のあちらこちらに置かれている机にも、ご注目。

ただの机じゃないんです。 実はこの碁盤目がデザインされた机、
中央玄関の床をイメージして作られたものなんです。

下の方にしれっと写っているやつ。

改築時に、当時の大工さんが捨てるはずの排気口を再利用して作ったのだとか。

いよっ!粋だねえ!匠の粋な計らいだねえ!
「劇的ビフォーアフター」で改築前の建物のパーツが家具になってて、
おばあちゃんが泣いちゃうやつじゃんこれ。

そんなわけで、 ぜひみなさんも南北線に乗って、白金台駅を降りて、すぐの「ゆかしの杜」でプチ散歩をたのしんでみてはいかがでしょうか。

東京建築散歩では、これからもInstagram、ブログ、YouTubeなどで、東京の建物をいっぱい紹介していきたいなあと思います。

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東京建築散歩 多木曽 幹也

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1995年愛知県生まれ。大学時代、先輩に騙されて入った携帯屋のバイトでスマホの魅力に取りつかれ、機種の外観だけでメーカーと型番がわかるようになった頃、旅行にハマり、バイトの収入の大半を旅行につぎ込む。おかげで日本中の人と地元トークができるようになり、謎の知識から現在の職場では営業先の地方にいるお客様を不必要にビビらせている。 ブログ歴は2009年から書いており10年目。現在のブログは3代目。 「Deji-Tabi」(isuta1205.com)のほかに寄稿多数。お仕事依頼はisutabiz@gmail.comへ。
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