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名古屋が「日本一行きたくない街」になる理由と、解決策。

こんにちは!名古屋研究家(自称)のやまうちです。

さて先日、このような記事が発表されました。
https://www.asahi.com/articles/ASL95420SL95OIPE00L.html
「名古屋、また「行きたくない街」トップに 市長は危機感」(朝日新聞)

安定の最下位、そんな状況が今年も続いているというわけです。

さて、名古屋はどうして毎年、「日本一行きたくない街」なのでしょうか?

昨年に続き、名古屋はダントツで「魅力のない街」認定されました。たしかにめぼしい観光地はなく、唯一とも言える観光地・名古屋城も、認知こそされていますが城のためだけに名古屋に行くかと言われればそれも微妙です。
昨年から名古屋は観光地化に力を入れ、キャッチフレーズを作り、レゴランドを作り、努力を重ねています。しかし「行きたくない街」ランキングを見ると、これらが効果を上げていないのが現状のようです。

名古屋に魅力がない理由3つ。

理由はいくつか考えられますが、大まかに分類すると…
☆立地
近くもなく遠くもない。更に名古屋から2時間の範囲内にどでかい観光地が多数存在する。
名古屋に行くくらいならもう少し足を伸ばして、伊勢や京都や高山に行きたくなる。
☆みどころ
商業施設が増えてもその大半は他の都市にもある、またはありそう。オリジナリティが無い。
☆知名度
大須、大曽根、円頓寺、星ヶ丘など、もうひとふんばりで観光客が呼べそうな土地でも全国区では知名度がゼロ。

この3つになりそうです。この状況から、名古屋を魅力的にしようというのはほぼ無理ゲーなのです。
普通、問題点があればそれを一つずつ解決していこう、となりますが、名古屋でそれをしようとすると伊勢と京都と高山に爆弾を落としてまわる以外の他の手段がありません。さすがにそれはまずいので、「どうやったら名古屋に行きたくなるのか?」を考えてみます。

こんなプランはどう?名古屋に無料の路面電車を作れば、名古屋の楽しさが4倍になる。

例えば名古屋の主要な観光地はどこか?と聞かれれば、たぶん8割くらいは「名古屋城」と言うと思います。残り2割は「わかんね~w」と言うと思います。実際、さきほどの記事でも、「「体験したい名古屋観光」(複数回答可)では、「名古屋城」の33・1%(同38・6%)がトップだったが、次いで多かったのが「特にない・思いつかない」の28・1%(同22・1%)。」という結果が出ています。

そこで、提案したいんです。

「名古屋に路面電車を作れば、名古屋の楽しさが4倍になる。」ということを。

たとえばオーストラリアのメルボルンがこの成功事例のさきがけです。メルボルンでは、市内を縦横無尽に路面電車が走っています。しかも、市内一部区間の路面電車を、なんと!無料にしています。そのおかげで、街中の移動はとても楽ちん。めぼしい観光地がタワーと市場、名物がコーヒーくらいの街なのにもかかわらず、観光客が大勢くる街へと発展したのです。

これを名古屋に当てはめると、無料の路面電車をささしまライブ~名古屋駅前~白川公園(科学館)~栄~名古屋城で走らせて、周辺に名古屋めしのお店を建てて(もう建ってるけど)、観光や買い物をしやすくすることでお金を落としてもらう…という塩梅の話になるのではないでしょうか。

いや、だめだな、名古屋市営地下鉄が黙っちゃいない。そもそも地下鉄の名古屋~栄間は日本でもトップクラスの混雑度なんだぞ。その真上を路面電車なんて走らせたら混雑で観光どころじゃない。
例えば路面電車ではサラリーマンを載せないために定期券を販売せず、名古屋駅で名古屋城の入場チケットを買えば観光客は路面電車が乗り降りし放題、みたいにしないと。工夫がいりそうです。

これで、

①名古屋城へのアクセスがよくなって、名古屋を楽しみやすくなる。

②ファミリーであれば伏見の科学館に足を伸ばして世界一のプラネタリウムを楽しんで帰れる

③おとな旅なら「栄」「名駅」「笹島」と名古屋のショッピングスポットを無料で行ったり来たり

④少し足を伸ばして「四間道」や「円頓寺」、「納屋橋」でイベントに参加。

非常に名古屋巡りが楽しくなるでしょう。今までの名古屋は「名古屋」「栄」など区画単位で微妙に離れていたので魅力が分散していましたが、これを無料の路面電車で結ぶことで名古屋をまとめて楽しめるようになりました。

また同時に、名古屋城とプラネタリウム、四間道という名古屋のオリジナリティを体験することもできます。路面電車が無料、という触れ込みも知名度を高めるきっかけにできそうです。どーでしょーか、河村さん。

もちろんこれだけではだめですが、名古屋は観光地として魅力がないわけではなく、内向的な都市性により魅力を打ち出そうとしてこなかっただけだと考えています。このあたりに関しては「異界の地 名古屋」という本が詳しく書いてあるので、名古屋の将来を憂う方は基礎知識として読んでみてはいかがでしょうか。

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山内淳史 Atsushi Yamauchi

1995年愛知県生まれ。大学時代に先輩に騙されて入った携帯屋のアルバイトでスマートフォンの魅力を知る。 機種の外観だけでスマホのメーカーと型番がわかるようになった頃、旅行にハマり、アルバイトの収入の大半を旅行につぎ込むようになる。おかげで日本中の人と地元トークができるようになり、その謎知識から現在の職場では営業先の地方にいるお客様を不必要にビビらせている。 ブログ歴は8年。現在のブログは3代目。 「手のかかるロビンソンだなぁ」(isuta1205.com)のほかに寄稿多数。 「KOKACARE」(http://healthcare.halfmoon.jp/blog/) 「EDIT知多半島」(http://chitahantou.net/)など。

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