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鉄道トリビア@名古屋…日本で一番古い駅舎が愛知にあった。

こんにちは! #手のかかるロビンソンだなぁ の山内淳史です。

人生で初めて6ヶ月定期券を買いました。それによって、口座のお金が底をつきたところに、
待望の初任給が来たので良かったです。

あとはこの世から「クレジットカードの引き落とし」という日が消え去ってしまえば完璧なのに、惜しいところです。

さて、今日の話題は「日本で一番古い駅舎」です。

「日本で一番古い駅?新橋じゃないの?」

と思ったあなたは鋭い。たしかに歴史ベースで行けば、日本で初めて開通した鉄道が新橋~横浜なので、新橋が最も古くなります。

では、「駅舎」ではどうでしょうか。

当然のことながら、いまの新橋駅は1872年からずっとあるわけではありません。

そりゃそうだ。明治時代から今にかけて、東京は幾度となく災害に見舞われながらも、力強く発展してきたんだから。町も変われば駅も変わるってわけです。

では逆に、変わらなかった場所を探せばよい。

実は、日本一古い駅舎は愛知県にあると言われています。それが、武豊線・亀崎駅。


地元の人も知らない「亀崎駅=最古」


DSC_0515

武豊線についてはこの記事で取り上げたことがありましたが、こんなだれも知らないような路線にも歴史はあるのです。

「ええ!武豊線を知らんやつがおるん?」と思った方、(多分いないと思うけど)視野が狭い。

愛知県民が「烏山線」や「若桜鉄道」と言われてもぴんとこないでしょ。

亀崎駅が出来たのは、1886年と言われています。単純計算で132年間ものあいだ、姿を大きく変えずに亀崎の町を見守り続けてきた、ということになります。

とはいえ、駅舎内が近代化されたり、交通ICカード「TOICA」が読み取れる機械があったり、エレベーターが取り付けられたりしているので、明治ロマンに浸れると思ってこの駅を訪れるのはまったくの筋違いです。明治ロマンを求めるのなら、明治村に行け、といいたい。

驚きなのは、132年間もその場所にあり続けたのに、地元の人間が全然認知していないこと、そして認知していても一切自慢する人がいないということです。

だからこそ、駅舎内が近代化されても、ガワはそのまま残ったのでしょう、亀崎の人にとって駅舎という存在はわりとどうでもいいのです。


亀崎駅のここが面白い


1 武豊線内で唯一「下りが減速する」

さて、武豊線は基本的に、名古屋を目指す大府方面の列車が優遇されます。

YouTubeなどで武豊線の動画を見ていただけるとわかりやすいのですが、
武豊線は単線で、すれ違いができる駅に侵入するときに線路が二股に別れます。
その時、緒川、石浜、東浦、乙川、東成岩では、武豊方面に向かう電車が、大府方面に向かう電車に道を譲ります。

乙川駅上空衛星写真

そして、半田はどちら側の列車も速度を落として、お互いに道をゆずる形ですれ違います。

しかし!亀崎だけは、武豊方面に向かう列車が駅にまっすぐ突っ込んでいく一方で、なんと大府方面の列車が道を譲っているのです。

亀崎駅上空衛星写真

これはおそらく、土地的な問題か、歴史的な問題が関わっていると思われます。

1つ目は、土地の問題。

亀崎駅は小高い丘の上にある駅なのですが、その高低差を少なくするため、地面を削った「掘割」と呼ばれる方法で線路を通しています。

そのため駅は掘り下げられた谷に作る必要があり、まっすぐに線路を通す土地がなかったのではないかと推測されます。

2つ目は次章で詳しく解説します。

2 かつてあった、より便利そうなホームが廃止されている

亀崎駅に降り立つと、かならず跨線橋を登って降りる必要があります。

夜遅くに亀崎に帰ると、電車をおりた途端に階段を登ったショックが体に響くのか、よく跨線橋を登りきった場所にゲロが吐かれています。

しかし、亀崎駅舎の隣を見ると、ホームの痕跡が。むかしはここもプラットフォームだったのです。

だったらここを使わせてくれれば、名古屋から帰ってきたときに階段を登らなくて済むし、ゲロが目に留まることもないのに…

なにはともあれ、かつての”1番線”が廃止され、かつての”2番線”がいまの1番線になったことで、道を譲る上下関係に変化があったものと思われます。

3 自転車置き場がカオス

さて、最後はせめて、亀崎のおもしろスポットを紹介。

亀崎駅の自転車置き場は、おおきく3つあり、駅前の線路沿い、駅後方、駅から少し歩いた高根橋沿いの3箇所がすべて無料で使えます。

しかしこのキャパが圧倒的に足らないので、しばし亀崎駅の自転車置き場では、このような光景が見られます。

この写真をみてどう感じたかは、みなさんの感受性におまかせします。

そんな面白い、かつ日本最古の駅舎である亀崎駅。

ゴールデンウィークと10月に行われる亀崎のお祭りにあわせて、いっぺん見に来るのも、案外ナシではないと思いますよ。

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山内淳史 Atsushi Yamauchi

山内淳史 Atsushi Yamauchi

1995年愛知県生まれ。大学時代に先輩に騙されて入った携帯屋のアルバイトでスマートフォンの魅力を知る。 機種の外観だけでスマホのメーカーと型番がわかるようになった頃、旅行にハマり、アルバイトの収入の大半を旅行につぎ込むようになる。おかげで日本中の人と地元トークができるようになり、その謎知識から現在の職場では営業先の地方にいるお客様を不必要にビビらせている。 ブログ歴は8年。現在のブログは3代目。 「手のかかるロビンソンだなぁ」(isuta1205.com)のほかに寄稿多数。 「KOKACARE」(http://healthcare.halfmoon.jp/blog/) 「EDIT知多半島」(http://chitahantou.net/)など。

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