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さて、問題です。日本一「面白い」駅はどこでしょうか。候補②大和西大寺駅

こんにちは!駅研究家(自称)のヤマウチです。
前回の名古屋駅(http://isuta1205.com/post-1192/)の次は奈良県のある駅を取り上げます。

前回の名古屋駅はターミナル駅であるにもかかわらず、上り下りの線路が一つずつしかない駅でした。しかし今回取り上げる、近鉄・大和西大寺駅は、ちゃんと6番線まであるターミナル駅で、自動案内放送も導入。

え?まともじゃん。

そうかもしれません、ある点を除いては。

多すぎる分岐。カオスに入り組む線路たち。

この大和西大寺駅の面白さは、ポイント(転轍機)の数が異常なほどに多いことにあります。

奈良線、京都線、橿原線が入り組み、さらに車庫が設置されたこの駅では、行き先や種別ごとに電車の止まる場所が決まっているため、列車によってはなんども車体をくねくねさせてポイントを渡ります。

その姿はヘビうなぎのようで、子供のころに遊んだプラレールをふと思い出してしまいそう。もちろんそれだけでも面白いのですが、さらにこのくねくねを面白くさせているのが、「いくつもの列車がいっぺんにくねくねと線路を進むこと」であると言えます。 なんとラッシュ時には、4~5本の列車が我先にとくねくねゾーンへ突っ込んでいきます。

右から京都線の列車が奈良に向けてくねくねと進んできたかと思いきや、左では生駒や大阪方面をめざす電車が、これまたくねくねと車体をくねらせて発車します。これを見てわたくし、「プラレールを超えた!」と感動せずにはいられませんでした。

路線的にも歴史的にも面白い土地。

かつての日本の都であった奈良の平城京で、大きな存在感を放った西大寺。なんせ東にある東大寺と対をなす寺で、その建設には孝謙上皇(道鏡とのラブストーリーで一部歴史オタクに有名な天皇)が大きく絡んでいます。そして平安京に都が移るまでは大きな影響力を持ち、平安京に遷都されたのちも奈良の土地を守り続けてきました。そのため寺社には多くの重要文化財が眠っています。

そんな奈良時代の人が、現代のこの列車がくねくねする光景を目の当たりにしたらなんと言うのでしょうか。住職が「俺の寺の前でなにくねくねしているんだーーー!」と怒るかもしれませんし、天皇が「電車いとクネクネしたるwwwいとおかしwwwいとおかしwwwうぇwwww」というかもしれません。

なんにせよこの歴史的事情により、複雑な大和西大寺駅は地下化もできず、拡張も立体交差も難しいため、今後しばらくはクネクネを楽しめる駅として営業を続けていくのではないでしょうか。

「 このカオス平面交差駅を改造しようとすると、高架化は近隣から「景観破壊だ!」と言われ、地下化は学者から「発掘したい!」と言われ、近鉄の立場はもうない。基本的人権の尊重など誰も気にしない。 」(アンサイクロペディアより引用)

子供と一緒にでかけたい。


ちなみにそのポイントの数は28器。列車種別の特急から普通まで全部の電車が止まります。だからアクセス抜群。さらに二階から駅のポイントを見晴らせるようになっているため、電車好きの子どもを連れて行くにはとても良いスポットだと言えます。もし子どもがハマったら、将来近鉄の社員になっている可能性もありますしね。

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山内淳史 Atsushi Yamauchi

1995年愛知県生まれ。大学時代に先輩に騙されて入った携帯屋のアルバイトでスマートフォンの魅力を知る。 機種の外観だけでスマホのメーカーと型番がわかるようになった頃、旅行にハマり、アルバイトの収入の大半を旅行につぎ込むようになる。おかげで日本中の人と地元トークができるようになり、その謎知識から現在の職場では営業先の地方にいるお客様を不必要にビビらせている。 ブログ歴は8年。現在のブログは3代目。 「手のかかるロビンソンだなぁ」(isuta1205.com)のほかに寄稿多数。 「KOKACARE」(http://healthcare.halfmoon.jp/blog/) 「EDIT知多半島」(http://chitahantou.net/)など。

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